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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

本に収録できないことは出版社によって異なる

 拙書の新刊にさいして、分量の関係で削除された部分がある。その前に、結局まとまらかなかったが別の出版社で話していたさいは、別の部分を削除するということになっていた。
おなじく分量の関係で一部削除するとしても、出版社によって部分が異なったということだ。

 これは、削除するならなるべく軽い部分というさいに、重要性に対する意見が人によって異なるということもある。また、出版社のスタンスの違いが影響していることもある。例えば、ある人や団体に対して好意的または否定的な記述があったら、その出版社も同じであるか、同じではないが影響がないというなら残すけれど、付き合いがあるので批判は困るということであれば、分量とは無関係に削除ということになる。

 だから、こちらは批判してあちらはしないということがあった場合、実は著者ではなく出版社の見解とか都合とかいう場合もある。

 例えば、前に本多勝一さんが、他の出版社から出した本が朝日文庫になったさい、天皇について触れた部分を削除されたと説明し、理由は言うまでもないだろう、としていた。朝日新聞は天皇がタブーである。週刊新潮や週刊文春のほうが皇室の悪口を平気で書く。どっちが右でどっちが左かわからない。
 このように、単純明快とはいかないことがある。 そういうこともあることを、本を読むさいに念頭においていると、ある意味では面白いと思う。

 ただ、本に比べたら映画なんてもっとすごい。今ではDVDで「未公開場面」がオマケについてくるし、特別完全版なんていうのもある。『スターウォーズ』も、後から未公開場面を復活して再上映したが、まだ他にもカットされたといわれる場面があるそうだ。  



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by ruhiginoue | 2016-01-05 07:35 | 雑感