本に収録できないことは出版社によって異なる
2016年 01月 05日
拙書の新刊にさいして、分量の関係で削除された部分がある。その前に、結局まとまらかなかったが別の出版社で話していたさいは、別の部分を削除するということになっていた。
おなじく分量の関係で一部削除するとしても、出版社によって部分が異なったということだ。
これは、削除するならなるべく軽い部分というさいに、重要性に対する意見が人によって異なるということもある。また、出版社のスタンスの違いが影響していることもある。例えば、ある人や団体に対して好意的または否定的な記述があったら、その出版社も同じであるか、同じではないが影響がないというなら残すけれど、付き合いがあるので批判は困るということであれば、分量とは無関係に削除ということになる。
だから、こちらは批判してあちらはしないということがあった場合、実は著者ではなく出版社の見解とか都合とかいう場合もある。
例えば、前に本多勝一さんが、他の出版社から出した本が朝日文庫になったさい、天皇について触れた部分を削除されたと説明し、理由は言うまでもないだろう、としていた。朝日新聞は天皇がタブーである。週刊新潮や週刊文春のほうが皇室の悪口を平気で書く。どっちが右でどっちが左かわからない。
このように、単純明快とはいかないことがある。 そういうこともあることを、本を読むさいに念頭においていると、ある意味では面白いと思う。
ただ、本に比べたら映画なんてもっとすごい。今ではDVDで「未公開場面」がオマケについてくるし、特別完全版なんていうのもある。『スターウォーズ』も、後から未公開場面を復活して再上映したが、まだ他にもカットされたといわれる場面があるそうだ。
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これは、削除するならなるべく軽い部分というさいに、重要性に対する意見が人によって異なるということもある。また、出版社のスタンスの違いが影響していることもある。例えば、ある人や団体に対して好意的または否定的な記述があったら、その出版社も同じであるか、同じではないが影響がないというなら残すけれど、付き合いがあるので批判は困るということであれば、分量とは無関係に削除ということになる。
だから、こちらは批判してあちらはしないということがあった場合、実は著者ではなく出版社の見解とか都合とかいう場合もある。
例えば、前に本多勝一さんが、他の出版社から出した本が朝日文庫になったさい、天皇について触れた部分を削除されたと説明し、理由は言うまでもないだろう、としていた。朝日新聞は天皇がタブーである。週刊新潮や週刊文春のほうが皇室の悪口を平気で書く。どっちが右でどっちが左かわからない。
このように、単純明快とはいかないことがある。 そういうこともあることを、本を読むさいに念頭においていると、ある意味では面白いと思う。
ただ、本に比べたら映画なんてもっとすごい。今ではDVDで「未公開場面」がオマケについてくるし、特別完全版なんていうのもある。『スターウォーズ』も、後から未公開場面を復活して再上映したが、まだ他にもカットされたといわれる場面があるそうだ。
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by ruhiginoue
| 2016-01-05 07:35
| 雑感