井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

自民党も共産党も政治家が余計なことをし過ぎる

 前に政治評論家の森田実氏が、こんなことを言っていた。

 例えば日の丸と君が代について、かつてはこんなに強制することがなかった。これはあくまで文化の問題である。それに対してまで、政治権力が介入して強制するべきではない。まして異論を排除して従わせるべきではない。なぜなら、政治権力の介入は必要最低限の範囲であるべきだと考えるからだ。
 なので、どんなに反感をもっていても、また、それをつぶす権力が自分にあったとしても、そこにまで手を出してはならない、という信念が政治家にはあった。

 ところが、そうした政治哲学をもった政治家が、昔と違って自民党にいなくなってしまった。そして青年将校的な体質に染まってしまったのだ。
 それで、昔だったら、そんなことまで政治家が口を出すべきではない、ということになるはずの範囲や分野にも、「問答無用」という態度になったのだ。

 もっともな指摘であるが、しかし自民党だけが勝手にそうなってしまったということは考えにくく、やはり社会全体の傾向が自民党にも反映していたとするほうが自然だ。
 だから他の分野にも反映しているはずだし、他の政党だって同様であるはずだ。
 
 実際に、自民党と最も違うとされている共産党も、やはり政治の最低限を逸脱しようとする。医療や教育などで社会的責任をどこまで政治に求めるかということでは、自民党よりも共産党のほうが、広い範囲を主張するだろう。
 しかし、それは問題ではない。それはあくまで、制度を充実させるなどして市民の権利を保障することを指し、これを政治の責任ということだ。
 そうではなく、その具体的な内容に政治が介入と干渉をしてしまっては、逆に市民の権利を侵害することになる、という意味だ。これは実際に、医療でも教育でも、しばしば問題になってきた。
 
 この意味を理解していないから、日本共産党および系列団体が、権威のない科学を学校から追放しよう、などと騒いでいるのだ。その当否とは別に、政治的な介入と干渉は不適切な範囲への逸脱である。
 そういう問題に対する認識が、自民党も共産党も同様に欠落している。


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Commented by 次郎くん at 2016-01-17 11:41 x
この問題では中川八洋大森勝久説を、少し昔の2011年辺りの「日本の陰謀」説で修正した説が正しいのではないでしょうか?つまりは「右の左翼」である自民党の日の丸君が代大好き派と、あからさまな左翼の中での「対案を出した反対勢力」との偽装闘争であると。目的は特に落合信彦派や星条旗大好きな人々を日本から排除するためであります。

「対案を出した人々」の中で、中村敦夫さんの弟子や後輩にあたる女性たちが出した対案では中共の国旗と国歌であり(なぜか赤旗とインターナショナルではありません)、片山富子先生や日田こまちさんが製品を上納する団体では桜田門の旗(警視庁の旗)と警神誕生の歌であり(各県警で違うので地方自治の勉強にあるとも申してました)、また「対案を出さない」日本共産と社民でも「対案としての星条旗も国連旗もEU旗もゼッタイにダメ」というものでありました。
Commented by 次郎くん at 2016-01-17 11:49 x
「対案を出した人々」の中で、中共の国旗と国歌案は、創価学会と中核派とが全く同じ時期に足並みを揃えた事がありました。中村敦夫関係者が2003年で、創価と中核が2009年前半だったように記憶致しております。
Commented by ruhiginoue at 2016-01-17 13:15
そんな気の利いたことまで彼奴等が考えているわけありません。
ただ手前の口出し範囲を勝手に広げようとしてるだけです。
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by ruhiginoue | 2016-01-16 17:35 | 政治 | Comments(3)