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by ruhiginoue

東洋医学を選ぶ基準

 先に話題に挙げた本多勝一著『はるかなる東洋医学へ』(朝日文庫)に、面白い話があった。
 本多勝一さんの息子さんの結婚相手が、身体の調子が思わしくないので鍼灸など東洋医学を試した。これまで病院では痛み止めの薬を処方されるだけで、根本的な解決にならなかった。しかし東洋医学は病状以前の体質を改善する発想で、これにより身体が軽くなり、なかなかできなかった子供もできた。ただ逆子だった。しかし産婦人科でもお灸によって治るということは知られていたが、ほんとうに効果があり切開しなくても正常分娩で生まれた。初孫で、これで自分もとうとうお祖父ちゃんになった。

 という話を本多勝一さんが月刊誌に書くと、東洋医学を試したいという人たちが、雑誌の編集部に、その東洋医学の先生は誰なのか教えてほしいと問い合わせてくる。編集部の人は知らないと言った。ほんとうに知らなかった。雑誌に書いてあることについて、編集部の人が全部知っているというわけではない。
 ところが、それを教えてくれないと受け取ってしまう人がいる。マスコミに取り上げられたからと興味本位で言うのではなく真面目なのだと訴え、それなのに教えてくれないから、中には出版社の社長に訴えた人までいたそうだ。

 たしかに、誰に診てもらおうかという話は悩ましいことだ。いろいろと看板を掲げていたり、チラシ広告が配布されていはいるが、どれが良いのか判断に困る。個人の相性もあるだろう。
 そこで、知人が診てもらったことがあるなら少しは安心ではないかという人もいるわけだ。前に診てもらった鍼の先生の話を知人にしたら、そのあと知人は電車に乗って行ったというので驚いたことがある。

 あと、本多勝一さんが書いていたので、その先生に、という人もいるだろうが、それと似たようなことで少々滑稽な人がいた。
 その人は中学の同級生で、鍼灸ではなく整体整骨の先生に診てもらった話をしたところ、その話の中で、診療室に人体図とか経絡図が貼ってあって、ちょうど『らんま1/2』に出てくる東風先生のような、と言ったら、ぜひ診てもらいたいから教えてくれと言う。彼は高橋留美子マンガの大ファンで、『うる星やつら』のファンクラブにも入っていて、会員特典商品をもって悦に入っていた。もちろん『めぞん』も『らんま』も全巻もっているしアニメはすべて録画している。
 という人だから、東風先生に診てもらったような気になって喜んでた。

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by ruhiginoue | 2016-01-23 17:20 | 社会 | Comments(0)