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by ruhiginoue

ベルギーの爆弾事件と日本の報道

 ベルギーで連続爆弾事件があり、死傷者が出ているそうだ。
 ベルギーはイスラム蔑視とNATO軍事介入積極支持をしてきたのだから、それが原因で爆弾事件が起きても不思議ではない。
 
 しかし、そうした政府など多数派の姿勢に反対する市民が首都のブリュッセルで集会を開くなどし、マスメディアから流される政府の嘘に対して「われわれは騙されやすい市民であることを拒否する」という横断幕を掲げていた。
 
 また、ベルギー人ジーナリスト・ミッシェル コロン氏がNATO批判と政府批判およびマスメディア批判を展開し、「問題があるのは中東ではなくヨーロッパのほうだ」と喝破していることは、手前味噌だが拙書『朝日新聞の逆襲』の中でも触れていて、かつての朝日新聞は今のような薄っぺらではなかったという指摘をした。

 今の朝日新聞は、傀儡のスーチー女史を軍事政権に抵抗する民主化運動の指導者ともちあげ、異を唱える外交官を軍事政権寄りだと非難したり、キューバやアルゼンチンの対米関係改善を無邪気に持ち上げたりしてしまっていて、そこには記者たちの問題意識の欠片も無い。

 これだから、朝日新聞は政府のプロパガンダを批判できない。「安保法制を中韓は危惧しているが、欧米だけでなく中東やアフリカ諸国など世界中が支持と理解をし、反対運動を批判している」と政府と御用メディアは言うが、これはアメリカの都合に迎合しているだけで、インチキな「アラブの春」と同じである。
 そのさい欧米は、そそのかされて叛乱を起こした側を勝手に外から政府だと「承認」してしまい、ほんらいの政府を軍事介入で潰してしまった。
 これと安保法制も同じだ。日本の憲法に違反していることを政権与党が参考人として出した専門家まで指摘しているのに強行採決し、これをそそのかしたアメリカと追従する国々が外から支持し、日本は法治国だから日本の憲法を守れと日本の政府に要求している日本の国民を非難している。
 これでは日本が外国から侵略を受けて主権侵害されているも同然である。

 ところが、欧米の傀儡政権を民主化と支持している朝日新聞であるがゆえに、国内問題にもチグハグとなり、市民が反対する安保法制を満足に批判できなくなっているのだ。



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by ruhiginoue | 2016-03-28 17:23 | 国際 | Comments(0)