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by ruhiginoue

『愛と青春の旅立ち』と『ランボー』

 安保法制が施行されたが、防衛大で任官拒否者が増えたことと関係があるだろうと指摘されている。これは、危険になったからというより、自国のために命をかけるのではないことのバカらしさによるものだろう。そうでなければ、最初から入学しないはずだ。

 そして防衛大では任官拒否した者は卒業式に出られなくなるという。しかしどこの大学でも、卒業式なんて面白くないから出ない人は少なくないから気にしないのではないか。
 防衛大の卒業式といえば最後に制帽を投げることが知られていて、これはアメリカのウエストポイント士官学校の真似だから、それでどうも不自然だという人がいる。

 一方、防衛医大のほうでは学生たちが任意で制帽を投げるそうで、「ウオーッ」と叫びながら投げるが、そのあとみんな自分で拾うのだと卒業生が笑って言っていた。

 ウエストポイント士官学校の制帽投げは映画『愛と青春の旅だち』で知られるが、同じころに、『ランボー』も公開されていた。『愛と青春の旅立ち』と続けて観ると『ランボー』が反戦映画に思える。主題歌も、『愛と青春の旅立ち』は明るい(松崎しげるがカバーしてた)歌なのに対し『ランボー』の主題歌は悲壮である。

 前にカラオケで♪It's a long road~~~と唄ったら、居合わせた若い男から「それ『ロッキー』の主題歌ですね」と言われてしまい「『ランボー』だよ」と教えてやったことがあるけれど、『愛と青春の旅立ち』も知らない人がいるだろう。これはデュエット曲として当時は人気があったのだが。

 『ランボー』の出だしはかなり悲惨だった。
 ランボーが戦友を訪ねると、その家にいた年配の黒人女性が不審そうにするので、住所を書いた紙を見せる。
 「たしかに息子の字だ」
 「彼は」
 「死んだよ」
 「えっ」
 「癌だった」
 「まだ若いのに」
 「きっと化学兵器のせいだよ、軍は認めないけどね」

 そういえば、地下鉄サリン事件からずいぶんと経過して風化してきたと言われていたが、あの当時、防衛医大では「地下鉄サリン事件で被害に遭われた方はご相談ください」と張り紙していた。
 そして慌てて文献を漁って俄かに専門家に仕立て上げられた医師がいる。これを防衛医大の同僚医師は笑っていた。
 しかしテレビではアナウンサーやコメンテーターが「だから冷戦が終わっても自衛隊は必要ですね」とプロパガンダしていた。その一人に日テレの福留アナウンサーがいたのを記憶している。


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by ruhiginoue | 2016-04-05 17:42 | 映画 | Comments(0)