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by ruhiginoue

「憲法改正に賛成ですか」という奇妙な質問



 よくマスコミが憲法記念や選挙争点の世論調査で「あなたは憲法改正に賛成ですか」と質問するが、これは奇妙だ。
 憲法に限らず「改正」には誰だって賛成に決まっている。

 だから、自分の価値観から改正だと思うと言うならいいけれど、そうではなく他人に意見を伺うのなら「あなたは憲法の○条を、このように改定」あるいは「削除すること」について「賛成ですか」とか「憲法に新しくこのような条文を付け加えることに賛成ですか」と質問しなければならない。

 もちろん、「改正」には誰だって賛成だから、そう質問することで、ある内容の改定について賛成か多いという結果に誘導して発表しようとする悪意もありうる。つまり世論調査のふりをした世論操作ということだ。

 そうではなく、言葉の意味から正確な使用をする意義を理解していない人もいるだろう。
 これは前に取り上げた話題だが、自分が高校生のとき、修学旅行の参加申込書を出せと教師が言い、出さなければ参加できないと言う。
 なら行きたくない人は出さなければいいのかと質問したら、全員参加だから必ず出せと言う。
 それでは申込書など無用ではないかと言ったら、集団で旅行するには事故とか食中毒とか安全性のリスクがあるので保護者の承諾が必要となり、だから申込書を出せと言う。
 なら「申込書」ではなく「同意書」だろうと指摘したところ、どうでもいいことでツッコミを入れるなと教師は反発した。
 しかしこれは身体生命の安全に関わることだから、形式的とはいっても何かあった場合に法的な意味合いが変わってしまう。それに、他ならともかく学校で教師がこれでは駄目じゃないか。
 
 このように、業務に関わる人たちでさえいい加減であるから、学校でも報道でも変なことになっているのだろう。


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Commented by Neutralizer at 2016-05-08 18:38 x
どう見てもこれはれっきとした誘導尋問ですね、憲法改正の件にせよ、修学旅行の件にせよ、言葉をはしょって質問しているのですから深く考えない人は言われるがままに答えてしまうわけです。
 ましてや『親方に右倣え』の気質を持つ我々日本人ですからこうした操作がまかり通るわけです。
Commented by ruhiginoue at 2016-05-09 21:11
だから、後になってから「あれは、ああいう意味だった」と言えてしまえる質問には答えないでいるべきです。
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by ruhiginoue | 2016-05-08 17:28 | 社会 | Comments(2)