コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

宝田明の選挙立候補と出演映画

 小林節・慶応大名誉教授が代表を務める政治団体「国民怒りの声」が、俳優の宝田明らを比例代表候補として擁立すると発表した。
 なぜ小林教授が選挙に出るというのか。色々な推測がされているけれど、それは別にして一般的に、発言が注目されているだけでは満足できず「お山の大将」になりたがる人が多いことは確かだ。

 ここで賛同している有名人たちは、声明を発表するのに好都合だから乗っかったのであって、新しい政党を作って選挙で投票しようとする対象とは違うだろう。

 やはり、今の時勢のため発言を広めたがっている人は多いようだ。例えば保阪正康は毎日新聞のインタビュー「 特攻70年:『特攻は日本の恥部、美化は怖い』と指摘していたが。もともと保坂正康はヒステリックな保守主義者だったはずだ。リベラル派を目の敵にしていた。それが小林節と同様に昨今の風潮を批判している。これは百田尚樹とか日本会議が大きな顔してるからだろう。無理もないことだ。

 また、宝田明は、芸能人として八方美人をしてきたが、それで良いのかと自問自答するようになり、実は戦争でかなり悲惨な体験をしていて、そこからの想いを語るべきだと決意したと言う。ところがNHKでは発言を遮られた。これはかなり話題になった。
 これだから危機感を抱く人が多くて当然ということだ。

 ところで、マスコミでは「映画『ゴジラ』などへの出演で知られる俳優の宝田明さん」と、よく紹介されている。しかし、彼は三本目の映画出演となる『ゴジラ』一作目から同シリーズとその他の東宝特撮映画にたびたび出演しているが、それらの出演「も」あったというのが一般的な認識だったはずだ。
 ところが『ゴジラ』は知名度が高いので今では代表作のように言われていて、一方やはり東宝が得意としていた会社員物は忘れられているということだろうか。もともと、地方むけの東映が時代劇や任侠物が得意分野だったのに対し、東宝は都会的というべき作風だったから、サラリーマン物は東宝にとって文芸物と特撮物とともに得意分野だった。
 そこでは宝田明ふんする主人公の会社員が仕事に社内恋愛にとハッスルしていて、ライバルのエリート社員はもちろん平田昭彦。平田昭彦は東大を出て東京貿易(後の三菱商事)に就職するが、兄が映画監督であるため影響され俳優に転じる。そして二枚目であると同時に知的な雰囲気だったので、サラリーマン物ではエリートの役、SFでは科学者の役ということだった。

 それはともかく、選挙で話題づくりして無関心層を喚起するなら結構なことではある。ただし野党票を奪わなければ。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-06-13 19:22 | 映画 | Comments(0)