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by ruhiginoue

改憲を隠す自民党の失敗

 もちろん自民党が公明党その他の団体ときちんと協議や議論をする自信がないこともあるだろうが、それとともに自民党は日本国民を買い被り、自由と人権と平和を尊ぶ人が相当にいると誤解しているから、選挙で改憲を隠しているのだろう。これで自民党は失敗した。

 中国新華社通信は、英国の国民投票による「脱EU」が政治的大博打の失敗であると指摘したうえで、「西欧が誇りに思う民主主義の形式が根本的にポピュリズムやナショナリズム、極右主義の影響に耐えられないことが検証された」と論評した。

 この英国のEU脱退の投票と同じで、日本も選挙で堂々と改憲を掲げれば庶民が結構な支持をしてくれるだろうに、その認識がないか、それ以上に平和や人権を大事に思う国民がかなりいると誤解して恐れている自民党は、改憲の意図を隠す。
 そして、同じく選挙で自民党圧勝という結果となっても、改憲を隠して勝ったと批判されるから発議しにくくなり、それでも発議したら猛反発される。

 そして、改憲を主張する人たちは外国の脅威に対抗する為だと言うが、国論を二分して国民の間にわだかまりをもたらす対立をする方がよほど国を弱くするとか、日本が平和憲法を棄てたと世界中で騒がれたら悪影響の方が大きいとか、色々と言われるだろう。

 それに、そもそも日本国憲法の改定手続きが硬性なのは、国民の要求が強まり議論が熟したならその確認のために国会が発議し国民投票にかけるという趣旨であるからだ。なのに国論を二分させ勢力争いで一時的に若干有利になった方が強行してしまったら、改定手続きの規定に違反しているから無効だ。
 これも、選挙の争点として隠すようにしたからこそ言われてしまうことだ。

 つまり、自民党が誤解してくれているおかげでつけこむ隙が出来るのだから、そういう意味では面白くなる。自民党に勝ってほしいということではないが。もし敗けたらそれはそれで愉快だ。

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by ruhiginoue | 2016-06-26 12:10 | 政治