井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

高知東生や反町隆史やレーガン大統領

 両利きという人が時々いるが、「ロス疑惑」で知られる三浦和義という人はいつも右腕に時計をしていて、いわゆる「ぎっちょ」であると自分で言っていたが、しかし箸は左手で、字を書くのは右手が使いやすいとも言ってた。だから事件の映画化で主役はそう演じるのに苦労したそうで、その役者とは薬物で逮捕された高知東生だった。上手く演じていて、二枚目だし、良い俳優だったからもったいないことだ。
 
 その高知東生の主演映画『三浦和義事件』のDVDを持っているが、これは主人公モデルの三浦氏にもらった。役者が熱演しているのに脚本が悪すぎるし、何より法廷の場面で法律の基本を間違えてばかりだった。同じく実話の冤罪事件でも、社会派の名監督といわれた熊井啓監督に映画化してもらえた松本サリン事件の河野義行氏と明暗が分かれた。

 このように好演しても作品に恵まれないことがあった高知東生は、逮捕されたことで「献身夫が何故」と言われるが、それに耐えられなくなったのだろうか。彼は引退して妻の親の介護に専念すると表明していたが、これがほんとうだとしても、男性は評価されない。高知東生は妻より収入が少ないことを散々こけにされていた。笑い話のようにして受け流していたようだったが、実は辛かったのではないか。

 とくに芸能人夫婦は、妻ばかり売れていると離婚する。高知東生の妻である高島礼子はテレビドラマで当たり役があり、似たようなことでは松嶋菜々子がテレビドラマのヒットでかなりの収入であるため夫の反町隆史と差が開き、そのためか夫は映画出演の傍らCМに出てコツコツ稼ぎながら子供も世話を引き受けていた。

 それを言ったらアメリカのレーガン大統領だ。俳優で売れなかったからテレビ司会者に転向して選挙の演説会にも出ているうち勧められて政界入りしたが、知事さらに大統領と出世したものの、ジョン ウエインの訃報に「ああ、彼と共演したかったなあ」とこぼして役者に未練があったことがわかった。

 彼は同姓の補佐官と区別するため改名する前はロナルド リーガンだったが、この当時出演した西部劇はDVDになっているものの、大統領が俳優時代に出演しているとパッケージに謳われていて、そうでなければDVDにならない作品だった。
 そんなショボい西部劇役者の夫と違い、彼の妻だったジェーン ワイマンは、『小鹿物語』でグレゴリーぺックの妻役など有名な作品に出演していて、アカデミー賞までもらった。それで格差が開きすぎて離婚。

 大統領にまで上り詰め空母に名を残していても売れない役者だったころの話は語り草なのだから、妻より売れない夫はどれだけ肩身が狭いか。いくら介護や家事で献身しても、世間はもちん妻や家族からも評価されないし、どこかで見下されているという意識は持ち続ける。

 だから高知東生は薬物に走ったとまでは言えないが、惨めな思いはしていたのではないか。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2016-06-27 12:49 | 芸能 | Comments(0)