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by ruhiginoue

自衛隊は災害救助もするから「人殺し」と言ってはダメは昔から

 マスコミの報道で、他も同様の記事と見出しがあるのだが、その中から朝日新聞を例にすると、共産系団体「陸自は『人殺し』の訓練」講演会のチラシ、という見出しとともに、共産党の奈良県議団などでつくる団体が開催した講演会のチラシに「陸自は『人殺し』の訓練」と書かれていたことが「分かった」という記事である。
 これが報道として不適切であることは言うまでもないが、説明しないと理解できない人も多いだろう。だからこのような記事を書く記者がいる。このチラシの文言の存在が「分かった」ことで何か対立などがあったという記事なら普通のことだが、「分かった」というだけで問題であるという記事なのだから、これではいわゆる言葉狩りだ。

 そもそも、政治活動での意見は自由だし、それに対する反論や批判も自由だ。特定の政党や政治団体の発言に対して、論評や論議をするならともかく、悪いことをしたかのように報道するのは不適切だし、これでは自衛隊をタブーにしようとするものだ。
 その紋章から、皇室に関しては「菊タブー」、自衛隊に関しては「桜タブー」と昔から言われ、議論することも許さない雰囲気が作り出されてきた。そしてこれにマスコミが一役買ってきた。それが相変わらずということだ。

 このチラシは、災害救助の設備を誘致する話に、それはあくまで付加の業務であるから、それを目的に誘致するのはおかしいという反対意見を紹介していて、そのなかで本業は戦争にかかわるものだという指摘があり、そして元陸自隊員も、はっきり言えば「人殺しの訓練」をやっているのだと述べたということだ。
 こうしてみると、いかに報道が不正であるかが、よくわかる。

 これは昔からのことだ。例えば埼玉県に防衛医大を建設する時も、国が上から押し付けた政策のついでに大病院ができるのではなく、地元の保健福祉政策の中で住民のための医療施設を作るべきだとして、保守派も含めた反対運動が起きた。
 ところが、これに対し「防衛医大は国防上必要。附属病院を一般開放すれば住民の為」と地元選出の山口敏夫議員が言い出した。そして、あくまでついでにやる医療が地元のためになるから、国の本来の政策である「再軍備計画」に反対してはダメという本末転倒となったのだった。

 まったく、最近また流行っている「自衛隊は災害派遣もするから『人殺し』と言ってはダメと同じ構図だ。繰り返すが、これは昔からのことだ。こうした地元懐柔工作を自衛隊では「龍作戦」と呼んでいた。

 さて、山口敏夫議員は都知事選挙に立候補している。もともと保守派だがハト派としても知られ、戦争体験と平和への想いを語ったりもした。今もそうだが、昔からなのだ。
 しかし防衛医大建設を推進し、反対運動を潰した。建設が始まると彼の親族が経営する会社がちゃっかり参入していた。これを『赤旗』に暴露され、地元の共産党議員に追及された。ハト派でも所詮は保守という欠陥だ。
 その後、彼は労働大臣を務めるなど出世したが、不祥事を起こし逮捕されるなどで「忘れられた政治家」と言われた。今ではオリンピックの利権と腐敗を追及している。なかなか面白い構図である。

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by ruhiginoue | 2016-07-22 23:25 | 社会 | Comments(0)