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by ruhiginoue

アウティングとカミングアウト

 タレントの室井滋がテレビで発言したことが話題というか問題になっている。
 それでまず思い浮かんだことは長谷川和彦とまだ続いているのかということだが、それはともかく、その発言とは同性愛者の男性についての録画を見た室井は、すぐさま「案外さ、女の子と付き合ったら変わっちゃうんじゃない? 今、男の人しか知らないって言ってたから」と言い放ったそうだ。

 これで思い出したが、David Bowieは自分がバイセクシュアルであるとわざと女性に言うのはなぜかというと、「女性の方がいいわよ」と女性が誘ってくることがあるので言ってるんだと述べていたことがある。

 しかし、冗談では済まないのは、同性愛者であることを勝手に大学で暴露されて自殺した人がいるという報道があったばかりだから、このように軽く考えて口にする人がいるので問題だというわけだ。

 プライバシーについて自ら明かにするすることを「カミングアウト」、他者が勝手に暴露してしまうことを「アウティング」というそうだが、テレビで芸能人について軽い気持ちで家系などについて言ってしまい猛抗議を受け番組を降りることになった人もいる。
 これが公人なら話は別で、例えばアーノルドシュワルツェネッガーなど芸能人として有名になってもプライバシーだからマスコミも取り上げなかったことが、その知名度と稼ぎを利用して政治家になったら途端に騒がれた。

 また、松本清張の小説では、犯罪のアリバイを証明できる人がそのとき不倫の密会中だったため証言してくれなくて困る話があるけど、アメリカ映画『悪意の不在』では、嫌疑をかけられた人にアリバイがあることを知った新聞記者が善意から報道したところ、そのアリバイとは妊娠中絶がらみで、カトリック信者の戒律から隠しておきたかったことだったから、記事がきっかけで家族にわかってしまい、女性が自殺してしまう。

 このように、人には何が重要かということに優先順位があるから、それを念頭においておくべきだ。
 

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by ruhiginoue | 2016-08-12 20:30 | 社会 | Comments(0)