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by ruhiginoue

『シン・ゴジラ』に不満の花田紀凱編集長

 雑誌界の名(迷)編集長の花田紀凱さんが、『シン・ゴジラ』の感想を述べている。
 花田さんは小さいころに第一作『ゴジラ』(1954)と続編の『ゴジラの逆襲』(1955)リアルタイムで観て気に入っていたそうだ。そして『シン・ゴジラ』は気に入らないと言う。
 
 >これではゴジラがあまりにもかわいそうだ。
 >最新兵器を駆使して、寄ってたかってゴジラを殺すだけの映画ではないか。

 それを言ったら、『空の大怪獣ラドン』(1956)なんか最後はラドンがあまりにもかわいそうでしょうがないんだけどね。

>ゴジラに何のドラマもない、と言ったら、いや、あれは大災害を表徴しているのだ。庵野秀明監督は東北大震災や原発事故を頭において、その時、政治がどう動くか、政府がどう対処するかを克明に、かつリアルに描いている傑作だと反論されてしまった。ゴジラという国難を乗り越えた人々の映画だと。
>それなら、相手は何もゴジラでなくたっていいではないか。台風でも大地震でもいい、その時の政治、その時の政府の対応ぶりを描けばいいのだ。
 
 このように、花田さんは国家の危機に対応する政府と政治の話を作るなら怪獣じゃなく自然災害だっていいじゃないかと言うけど、そんな映画を誰が入場料払って観たいもんか。
 そういう映画を作ったとしても、商業主義の要請から途中で突然地面の下から怪獣が出て暴れ出すんですよ『妖星ゴラス』(1962)みたいに。

 それにしても、この談話と一緒にヤフーのサイトに掲載されている写真を見ると花田編集長も歳食ったね。
 昔、文芸春秋社に入社した当時はたいそうなイケメンで、女性社員からモテモテで、他の部署の女性社員たちが仕事中に覗きに来るほどだったんだけどね。


『シン・ゴジラ』に不満の花田紀凱編集長_f0133526_21231064.jpg



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by ruhiginoue | 2016-08-16 21:37 | 映画