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by ruhiginoue

原発広告と小林信彦の小説

 ある大手中の大手の出版社から、ささやかだが稿料送るという通知が来て、仕事と比較してずいぶん気前いい金額だった。
 こういうことは言い方を間違うと世話になっている大きくない出版社に対して失礼になってしまうので神経を使うが、大きいと気前が良いという傾向は確かだ。これはどんな業種でもそうらしい。もちろん大きくてもセコイところはある。それでも「寄らば大樹の陰」でもある。

 これがテレビになると、もっとすごかった。一時間位で撮影して編集したら数分の放送で何万円もくれた(ただしNHKはすごいケチ)。これが頻繁になると、目がくらみ魂売る人が出るのだろう。

 特に原発の広告はちょっと出ただけで何百万もお金をくれるそうだから、あまり売れてないとか金が要り用とかの芸能人などは飛びついちゃうのだろう。本人が嫌がったとしても所属する事務所の方から無理矢理やらされちゃうのではないか。

 これで思い出したが、小林信彦の小説『極東セレナーデ』の最後で、主人公の女性タレントが原発の広報をやらされそうになる。えげつない内容だと感じたところ、彼女を売り出したプロデューサーも同様に感じていた。もともと特に関心はなかったのに、それでもえげつないから嫌だと思ってしまうものだった。
 実は商売敵の陰謀で、嫌々やらせるようにしたうえ、嫌がったということを悪口にして業界に言いふらそうというものだった。
 これに対抗するため最後の手段ということで、タレントとプロデューサーが申し合わせ男女の関係となってデキているかのように一芝居うって週刊誌などに情報を流して、スキャンダルのためイメージ第一の広報はできなくなった、ということにしてしまう。

 というわけで、三十年前に読んだ小説を思い出してしまった。それより前に、小林信彦といえば小さいころ『怪人オヨヨ大統領』というコミカルな冒険活劇を読んで非情に面白かったことも思いだした。連想が飛躍しすぎか。



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by ruhiginoue | 2016-09-04 22:23 | 芸能 | Comments(0)