稲田防衛相は小学六年の時の学級委員とソックリ
2016年 10月 05日
稲田朋美防衛相は、国会質問で、民進党の辻元清美議員から、8月15日の戦没者追悼式に参加しなかったことを追及されて涙ぐんだ。
もともと稲田防衛大臣は、「国のために命を捧げた人に感謝と敬意を払わなければならない」と説いてきたのに、その趣旨で催される戦没者追悼式に参加しなかったのだ。自らの信条と大臣である立場の両方から、何をさしおいても参加すべきだったはずだ。
このため、辻元議員から、歴代は全員参加している事実を指摘されたうえで、言行不一致であると追及されたのだった。
もちろん、他人に対しては滅私奉公を説きながら、自分は私利私欲の塊という人はよくいて、特に政治家は、その中でも特に自民党の政治家は、そんなのが目立つ。
ただ、稲田大臣の場合は他にも事情があると指摘されている。彼女が戦没者追悼式に参加しなかったのはジブチに派遣している自衛隊員の激励の仕事があり、これによりスケジュールが合わくなったからだが、では、大臣なら参加するはずの政府の催しがある8月15日にわざわざ海外視察の予定を入れたのはなぜか。
それは、靖国神社に参拝しないことを、他に仕事があって「できなかった」ということにするためだ。防衛相である彼女が8月15日に靖国神社に参拝すれば、世界各地で騒がれる。特に中国や韓国からは猛反発されるし、北朝鮮も東南アジア諸国もヨーロッパの一部なども騒ぐだろう。それを気にしたアメリカから日本政府は文句をつけられる。
そんな面倒なことになっては困るから、靖国神社参拝をしないよう政府の指示があったはずだ。しかし、そうすると今度は彼女の支持母体である右派団体から反発されてしまう。
だからその日に他の仕事が入るようにした。そして出かけて行って、戦没者追悼式にも参加できなくなった。
そもそも、職務に忠実になら戦没者追悼式に参加して靖国神社の参拝は控えるものだし、自らの思想信条と支持者たちの方を優先するなら防衛相を引き受けず靖国神社に参拝すべきだ。
ところが、両方にいい顔して、組織票も大臣の肩書も欲しくてアブとハチを両方獲ろうという態度だった稲田氏は、そこを国会質問で突かれてしまい泣きべそかいたのだ。
そして稲田防衛相が困っているので安倍総理が援護に出て来た。かつて小泉総理が、中谷防衛庁長官に答弁させようとしたところ、辻元議員が、これは総理が答えるべきだと言って「総理、総理」と連発して話題になったが、これとは逆になったわけだ。
どうしてこうなってしまったのか。
もともと稲田朋美という人は、敵を設定したうえで、権力とか集団とか力を持つ人に擦り寄りけしかけ敵を攻撃させ、自分を強く見せかけて地位を得た人だ。売れない田舎弁護士だったが、右派のメディアや団体に売り込んで、戦争がらみの報道で朝日新聞を訴えるようけしかけ、決起集会では朝日新聞を許すなと絶叫調で演説して煽った。
ところが、裁判の結果は惨敗だった。お粗末な訴訟活動だったから当然だ。これに弁護士として力及ばずと詫びもせず、その場で選挙演説を始めた。だから居合わせた人たちは呆れたと言う。
しかし、このパフォーマンスにより安倍総理の目に留まり、自民党の応援をうけて議員になった。しかし大臣という責任ある立場になり、野党の議員から直接に質問をぶつけられた途端に、自ら対峙することに慣れていないから涙ぐんでしまったのだ。
これで思い出したのだが、小学六年の時の学級委員の女子が、この稲田防衛相と同じだった。同じ組で誰でもいいから担任教師から好かれていない者に難癖をつけると、周囲を煽り集団でつるし上げ、そうすることで教室内の秩序を守っているということにして担任教師に取り入っていた。
しかし気の強い同級生から学級会で反撃されると泣き出してしまう。すると担任教師が割り込んできて庇ってくれるのだ。
このような処世術によってのし上がって行く人がいるもので、そういう人はだいたい子供の頃からそうなのだ。自ら会得したのか、親に仕込まれたのか、それは人によるのだろうが。
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もともと稲田防衛大臣は、「国のために命を捧げた人に感謝と敬意を払わなければならない」と説いてきたのに、その趣旨で催される戦没者追悼式に参加しなかったのだ。自らの信条と大臣である立場の両方から、何をさしおいても参加すべきだったはずだ。
このため、辻元議員から、歴代は全員参加している事実を指摘されたうえで、言行不一致であると追及されたのだった。
もちろん、他人に対しては滅私奉公を説きながら、自分は私利私欲の塊という人はよくいて、特に政治家は、その中でも特に自民党の政治家は、そんなのが目立つ。
ただ、稲田大臣の場合は他にも事情があると指摘されている。彼女が戦没者追悼式に参加しなかったのはジブチに派遣している自衛隊員の激励の仕事があり、これによりスケジュールが合わくなったからだが、では、大臣なら参加するはずの政府の催しがある8月15日にわざわざ海外視察の予定を入れたのはなぜか。
それは、靖国神社に参拝しないことを、他に仕事があって「できなかった」ということにするためだ。防衛相である彼女が8月15日に靖国神社に参拝すれば、世界各地で騒がれる。特に中国や韓国からは猛反発されるし、北朝鮮も東南アジア諸国もヨーロッパの一部なども騒ぐだろう。それを気にしたアメリカから日本政府は文句をつけられる。
そんな面倒なことになっては困るから、靖国神社参拝をしないよう政府の指示があったはずだ。しかし、そうすると今度は彼女の支持母体である右派団体から反発されてしまう。
だからその日に他の仕事が入るようにした。そして出かけて行って、戦没者追悼式にも参加できなくなった。
そもそも、職務に忠実になら戦没者追悼式に参加して靖国神社の参拝は控えるものだし、自らの思想信条と支持者たちの方を優先するなら防衛相を引き受けず靖国神社に参拝すべきだ。
ところが、両方にいい顔して、組織票も大臣の肩書も欲しくてアブとハチを両方獲ろうという態度だった稲田氏は、そこを国会質問で突かれてしまい泣きべそかいたのだ。
そして稲田防衛相が困っているので安倍総理が援護に出て来た。かつて小泉総理が、中谷防衛庁長官に答弁させようとしたところ、辻元議員が、これは総理が答えるべきだと言って「総理、総理」と連発して話題になったが、これとは逆になったわけだ。
どうしてこうなってしまったのか。
もともと稲田朋美という人は、敵を設定したうえで、権力とか集団とか力を持つ人に擦り寄りけしかけ敵を攻撃させ、自分を強く見せかけて地位を得た人だ。売れない田舎弁護士だったが、右派のメディアや団体に売り込んで、戦争がらみの報道で朝日新聞を訴えるようけしかけ、決起集会では朝日新聞を許すなと絶叫調で演説して煽った。
ところが、裁判の結果は惨敗だった。お粗末な訴訟活動だったから当然だ。これに弁護士として力及ばずと詫びもせず、その場で選挙演説を始めた。だから居合わせた人たちは呆れたと言う。
しかし、このパフォーマンスにより安倍総理の目に留まり、自民党の応援をうけて議員になった。しかし大臣という責任ある立場になり、野党の議員から直接に質問をぶつけられた途端に、自ら対峙することに慣れていないから涙ぐんでしまったのだ。
これで思い出したのだが、小学六年の時の学級委員の女子が、この稲田防衛相と同じだった。同じ組で誰でもいいから担任教師から好かれていない者に難癖をつけると、周囲を煽り集団でつるし上げ、そうすることで教室内の秩序を守っているということにして担任教師に取り入っていた。
しかし気の強い同級生から学級会で反撃されると泣き出してしまう。すると担任教師が割り込んできて庇ってくれるのだ。
このような処世術によってのし上がって行く人がいるもので、そういう人はだいたい子供の頃からそうなのだ。自ら会得したのか、親に仕込まれたのか、それは人によるのだろうが。
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by ruhiginoue
| 2016-10-05 16:03
| 政治