井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

北海道北方民族博物館と網走湖

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 網走刑務所と網走監獄博物館を見学したあとは、網走の北方民族博物館へ。北方民族博物館の建物が面白い。
 北大の博物館はアイヌだけだったが、こちらは北欧の少数民族から北極圏のイヌイットまで網羅している。


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 上は漁獲を象っているらしい。
 再現された熊送り(イヨマンテ)の祭壇もあるが北大の博物館と同じだった。

 イヨマンテの歌は古関裕而の作曲した歌謡曲があるが伊福部昭の方が本当っぽい。
 ただ本多勝一の『アイヌ民族』を読むと厳粛な宗教儀式だけではなく陽気な祭りで男女の親睦にもなり、みんな楽しみとあるから、それなら古関裕而の歌も悪くない気もした。

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 イヌイットの住居の再現。
 本多勝一『極限の民族』カナダエスキモー編にあった描写を確認。ちゃんと犬も寝ている。

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 本多勝一『カナダエスキモー』の犬ソリ踏破は疾走感のある名文中の名文だけど、朝日新聞の社長夫人が犬をペットとして可愛がる女性だったので怒り、その部分が朝日新聞には掲載されなかったという話を思い出した。単行本で読むと見事な描写だ。

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 近くにあるオホーツク流氷館でクリオネを見たり氷点下体験室に入ったりしたあと、その展望台から網走湖を見下ろす。

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 博物館からの帰りに歩いて網走川から網走湖へ二時間ほどかけて歩く。この水も雲も黄昏を待機している。
 本多勝一『北海道探検記』では、網走湖の周辺こそ北海道らしいとされている。魚が多いことは、湖の畔を歩いているだけで魚がたくさん泳いでいる姿が見え、時々、鳥に襲われて食べられた死骸が転がっていることから、よくわかる。
 
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 網走湖畔は観光施設が並んでいて、こういう安易な金任せ観光にはなじめない。
 歩いてやってきたのは、網走の次の駅になる「呼人」(よびと)。
 ここも網走湖などを目当てに観光客が来る。この夜は古い安宿に泊まるが、ここもWi-Fiを入れたそうだ。時々、外国人が来て、Wi-Fi完備でないと不便だと言うから導入したそうだ。
 
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 呼人の無人駅の近くで唯一の店は、ちゃんと朝7時から夕方6時半まで開いているから地元の人は「コンビニ店」と言っていて、昭和どころか70年代の香りがする店である。ここでパンと牛乳を買う。飲み終わったら瓶を戻して30円の返金。これがほんとは健全かも。低温殺菌で美味かったと言うと、店のおばさんは「判るでしょう」と。


 翌日、雨に濡れ立つ無人駅から旭川へと向かう列車に乗る。水害のため帯広と同様に橋が壊れ、その区間は代替のバスに乗り換える。観光の書き入れ時なのにキャンセルが相次いで泣きたい気分だと地元の人たちは言う。


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by ruhiginoue | 2016-10-05 18:00 | 自然 | Comments(0)