井上靜の気楽な日誌です。コメントよろしく。おたよりはe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

知床半島について

 知床半島に行ったら、すっかり観光地化していた。バスがかなり奥まで通っている。
 それで最も奥地の方まで行くと、カムイワッカの滝がある。温泉と混ざって水温が常に三十度くらいのぬるま湯になって湯気が出ている滝である。
 服のまま首まで浸かって「良いかけ流し湯だ」と言っている人もいた。

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 北海道に住んでいる人も言っている。今では展望台が出来て観光客が大挙してやってくるが、もともと知床半島は秘境で、地元の人でも行ったことがない人が多かったそうだ。
 昔、他所から来て住み着いた人たちがいて、農地開拓を試みたものの自然環境の厳しさから挫折して去って行ったということだった。そういう土地だった。

 散策に入ることにしたが、熊が出たばかりなので要注意だと言われる。

 知床五湖と呼ばれる湖は、「一湖」から「五湖」まで名付けられているが、あまりに単純な命名だと地元の人も言っていた。
 富士五湖の西湖のような、奇妙な生物が棲んでいそうな雰囲気はない。そういえば、昔は屈斜路湖に怪物が棲んでいるという噂があったが、今ではまるで語られない。
 とにかく知床五湖の周囲は美しい風景である。

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 前にも述べたとおり、伊福部昭の歌曲『オホーツクの海』や『知床半島の漁夫の歌』の雰囲気は感じられない観光日和だった。

 歌なら『知床旅情』が有名だが、あと北海道を舞台にした『男はつらいよ 知床旅情』という映画があり、劇中でその歌も唄われる。三船敏郎がゲスト出演していて、このシリーズには志村喬ら『七人の侍』だった人は何人か出ているが、ここで三船敏郎が出たのは山田洋二と自宅が近所だったかららしい。いつものようにご近所の挨拶をしたさい山田監督が「そうだ、三船さん、こんど『男はつらいよ』に出てくれませんか」と言ったら、三船敏郎があの口調で「おっ、寅さんと共演ですか。いいですね」と言うことになった。
 その前は、渥美清と三船敏郎の共演と言えば戦争映画だった。渥美清は庶民の兵士をよく演じていて、三船敏郎は司令官の役だった。

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 三船敏郎のCМで最も有名なのが「男は黙ってサッポロビール」だったが、知床では地ビールが売られていた。
 ちゃんと麦芽とホップだけで作られていると表示されている。そうでないとビールではないのだが、色々と混ぜてあるものが横行している。

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 熊が出たばかりだから警戒するように言われていたところ、何か動くから「出た」と思ったら鹿だったので安堵する。

 しかし熊や鹿からすると「出た」のは人間の方だろう。熊や鹿が棲んでいるところに人間が押しかけて行ったわけだから。
 
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by ruhiginoue | 2016-10-06 15:42 | 自然 | Comments(0)