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by ruhiginoue

電車内での化粧と裸

 東急電鉄が、電車内で化粧をしないように協力をもとめる広告を出し、これに賛否両論があるという話題について、あの池田信夫という人が「なんで賛否両論なのか。社内の化粧は痴漢と同じ迷惑行為だ。私は見つけたら絶対にやめさせる」とツイートしたため、相変わらずバカなことを抜かすものだと呆れられている。車内での化粧についてどう思うかとは別に、化粧と痴漢が同じだと思っているからだ。
 
 これは、化粧に厳しいようでいて実は痴漢に甘いという意味になる。そこが問題だ。そして、そう言うなら痴漢も「私は見つけたら絶対にやめさせる」べきだが、果たして彼にそのような勇気があるだろうか。彼はいつも弱者に対しては強く出るという人だから、女性に文句は言えても男性には言えないのではないか。車内で化粧をしている女性が強そうで、文句を言ったら途端に殴ってきそうな怖そうな女性だったら、どうか。

 また、かつて東京都国立市に住む男性が、仕事から帰宅するとき電車中で、携帯電話で話している声がうるさいと文句を言ったところ、その女性から痴漢だと言われて逮捕されてしまう事件があった。被害を訴えた女性が警察に呼び出されても無視し続けたので嫌疑不十分ということになったが、男性は身に覚えがないから、あの女性が逆恨みして狂言をしたのではないかと言って怒っていた。
 しかし、警察の対応を問題にして国家賠償請求訴訟を起こしたが、確たる証拠もなく痴漢をしたと認定され敗訴してしまった。警察も事件にできなかったことなのに。他の事件でもひどい判決ばかり出している裁判官だったので、国を訴えたことに対する報復ではないかと言われた。

 こんなことがあるのだから、池田信夫という人が痴漢の男性どころか化粧する女性に注意することも、そんな勇気があるのか大いに疑問である。

 そもそも、公共の場でのマナーやエチケットと刑事事件になる違法行為とを区別できない人が問題なのだが、これと同じことが湘南であった。
 「水着や上半身裸での乗車はご遠慮ください」
 この駅の表示の写真を撮って「では下半身裸はいいの」とツッコミを入れたつもりのツイートをした人がいたのだ。
 この表示の文の要点は最後の「ご遠慮ください」の部分だ。つまり、普通はしないことだが、海水浴客の多い所なので、つい水着や上半身裸のまま乗車してしまう人がいないとは限らず、実際に駅員から注意された人もいるから、あらかじめ遠慮するように求めているわけだ。
 ところが、公共の場での下半身裸は「猥褻物陳列罪」という違法行為であり刑事事件になる犯罪だ。遠慮してもらうことではない。「金を払わずに商品を持っていくのはご遠慮ください」とか「標識の速度より早く走ることはご遠慮ください」なんて言わない。万引きは「窃盗罪」だし、標識を無視したスピードを出せば「法定速度順守義務違反」である。これらと同じだ。

 つまり、「上半身裸」に気を取られて「ご遠慮ください」を見逃すと間違うということであり、ここぞという要点に注意するべきだという教訓である。
 
 

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Commented at 2016-10-28 14:49 x
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by ruhiginoue | 2016-10-28 14:17 | 社会 | Comments(1)