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by ruhiginoue

いきなり大統領はアイゼンハワー以来久しぶり

 トランプが当選して、完全に民間人だけやってきた人は初めてだと話題になっている。政治家ではなかったが官僚だったことならあるという人ならいたが、そうした公務員だったことを除いて、政治家の経験がなくていきなり大統領になった人は、アイゼンハワー以来久しぶりだ。

 このところアメリカの大統領は、前は議員か知事か副大統領だったという人が続いていた。知事の前は議員もしていたというように複数の経験がある人もいる。

 まず、敗れたヒラリーは議員だったし、前大統領のオバマも元議員だった。その前のブッシュジュニアはテキサス州の知事、その前のクリントン夫はアンカーソ州の知事だった。その前のブッシュファーザーは前の大統領の副大統領だったし、その前のレーガンはカリフォルニア州の知事だった。その前のカーターはジョージア州の知事だったし、その前のフォードは副大統領だったのがニクソンの辞任で代役になったし、ニクソンも前は副大統領だった。その前のジョンソンは暗殺された大統領の副大統領だったので代役になり、その仕事をこなした実績で選挙に出て当選しており、暗殺されたケネディは大統領の前に議員をしていた。その前のアイゼンハワーがいきなり大統領であった。

 このアイゼンハワー大統領は元軍人で、マッカーサーの代わりのような人だった。日本でも有名なマッカーサーは、退役したあと政界入りを希望し候補にして欲しいと共和党に打診していたが、朝鮮戦争の失態で政治的才覚に難があるとされた。
 それで、アイゼンハワーはもともと政治に関心がなく、政治家になりたいと思っていないだけでななく選挙で投票したこともない人だったが、それがむしろよく、軍の指揮官として組織を仕切る統率力があることに加えて庶民的で親しみやすい人柄ということで、軍は大統領に推したということだった。

 そんなアイゼンハワー大統領が退任の演説で軍産複合体の危険を警告したというのは皮肉だと言われている。
 さて、トランプが大統領になって、どうなるだろうか。軍事関連株価が上がって自分もいっぱい持っているからと嬉しそうにしている公私混同の恥知らずな某国の防衛大臣の女性もいるが。

 


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Commented by materialist at 2016-11-12 02:58 x
代わりというか、アイゼンハワーはマッカーサーより10歳年下でしたからね。第二次大戦時はどちらも連合国軍の最高司令官でしたが。
52年の大統領選ですが、マッカーサーは日本にいる時から大統領になりたいという野心をむき出しにし、活動をしていました。アイゼンハワーは大統領候補に自分の名前が出ても少しも興味を見せずにいました。ニクソンは、マッカーサーは野心を露骨にしたために反感を買って候補に指名されなかった。アイゼンハワーはおそらくマッカーサーと同じくらい大統領になりたかっただろうが、なるためにはなりたくないフリをするのがいいと知っていた。と、興味深い考察を書いていました。
Commented by ruhiginoue at 2016-11-12 15:09
当時は戦争を経てアメリカで軍の力が強まり文民統制が危ういと言われていたことが背景にあったからでしょう。
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by ruhiginoue | 2016-11-10 16:00 | 芸能 | Comments(2)