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by ruhiginoue

松崎いたる板橋区議の「お約束とは異なる新しい判断」

 東京都板橋区の松崎いたる区議会議員が日本共産党の会派から一方的に離脱したことで、議員を辞職するべきだという意見と指摘が出ている。
 これは当然のことである。彼は日本共産党の公認候補として党の看板と組織と資金によって当選しており、党の運動員たちが選挙で電話をかけたりビラを配ったりして、これに応えて有権者は投票したのだ。なのに、その会派を離脱することは、支えてくれた党の人たちと投票してくれた区民に対する背信である。
 つまり松崎いたる区議のやっていることは、安倍総理の「お約束とは異なる新しい判断」とか、三反園知事の「約束したかどうか私の記憶には定かではございません」と同じことである。

 その松崎いたる区議が訴えられている裁判について、被告となった松崎いたる区議自身の発言によると、提訴されたので共産党の法対部に相談したところ、その内容を専門的見地から検討した結果「負ける裁判」との見解を伝えられたそうだ。
 それが彼にとって気に入らなかったのかもしれない。だが、裁判となった原因は彼の党を代表する議員としての言動である。そのことを彼は明言している。しかも前回選挙の公約にも関わる内容だ。
 それが裁判沙汰となったのだから、党の看板に関わる。これは下手すると党も松崎区議と一緒に「共同不法行為」に問われる。これでは党として問題にして当然だ。

 この裁判の原告が、当ブログを書いている者とは違って穏健な人だったからよかったけど、そうでなければ、松崎いたる議員は党を代表しての活動だと明言したのだから、共同不法行為で日本共産党も被告にし、偽科学批判と称して文革時代の中国共産党と同じ粛清をしている危ない連中だと騒ぎ立て、これを右派メディアに売り込みに行っただろう。
 もちろん、そのように政治的効果を狙って串刺しにする手もある一方、敵を分断して各個撃破するほうが有利な場合もある。

 それはともかく、日本共産党のモットーである「民主集中制」は、組織内部で徹底的な議論をすることで納得のいく結論を出して内部対立をせず派閥を作らず結束するという意味だけど、これについて板橋区に関しては失敗したのであるから、今回の件は一議員だけではなく板橋区の日本共産党全体の問題というべきだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-13 17:50 | 政治 | Comments(0)