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by ruhiginoue

貧乏人は素直で従順だから政治経済に不満が無い

 貧困問題を真摯に告発している人が、いわゆる左翼やリベラルの人たちに対して、貧困を政治に利用するなと発言したため相当の反響があったようだ。貧困をなくすことが肝要なのに、政治を批判するために貧困の存在をネタにしているという話だったが、これに対し、政治を批判しないでどうやって貧困を根絶できるのか、非常識もいいいい加減にしろという反論だった。

 このように、左翼やリベラルが貧困問題を政治利用している印象を持つ人がいるのは、社会批判する人に貧困じゃない人が目立つからだろう。他人事なのに騒いでいるから、そう見えてしまうというわけだ。
 しかし、そもそも社会批判する人は、社会の歪みに気づける余裕があるから批判できるのであり、自身が貧困な人は社会に目を向けるゆとりがなく体制に従順だ。

 これは貧困だけでなく他のことでも同じだ。オスプレイ墜落は不時着とか、米兵の暴行で女性に非があるとか、そんなこと言う人は昔からいた。そして、これは権力の側に身を置いている人だけの話ではない。
 ある同級生は、「アメリカを批判したらいけないでしょう。ご機嫌とっておかないと守ってもらえなくなるでしょう」と言い、そう思うのは政治に関心が無いからだと言っていた。政治的な問題を考えた結論ではなく、自分は庶民だから、政治に関心をもつべきではななく、権力に素直に従うということだった。

 この同級生を担任教師は絶賛していた。社会に批判的な人間は最低だと言い、そもそも政治に少しでも関心を持つのが悪いそうだ。なぜなら庶民だからで、庶民はそうやって生きるものなんだということだ。

 また別の教師は、これについて、どうせお前たちはバカなんだと侮辱した。だからムダなことはやめろというわけだ。すると他の同級生は、その御指導に感謝すべきだと言った。平凡こそ幸せだからと。


 これだから、政治利用という勘違い発言も出てくるのだろう。



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by ruhiginoue | 2016-12-18 15:05 | 社会 | Comments(0)