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by ruhiginoue

『戦場のメリークリスマス』は「反日映画」か

 クリスマス映画の定番といえば『素晴らしき哉、人生』だが、これは日本での人気はどうなのだろうか。他にも題名を挙げる人の多い映画は色々とあるが、『戦場のメリークリスマス』という人もいて、これは出演しているデビッド ボウイの死去などもあって、また放送されている。
 
 ところで、その監督の大島渚は「徹子の部屋」に出たさい『戦場のメリークリスマス』に話が及び、映画に俳優として出演したのはコメディしか経験のないビートたけし扮する軍曹が最初は不安だったが役にはまったと言った。 
 あれは勝新太郎や緒方拳も候補になっていたが、決まらないでいるうちに時間が無くなり、いわゆる見切り発車のようにしてビートたけし起用となったらしい。そして、風貌は合っているけど喜劇ではないから雰囲気が合うだろうかと疑問だったということのようだ。
 
 この話に黒柳徹子が「あの役は普段のたけしさんと違って悪い人でしたよね。あれ以来よく悪い人の役をやるようになりましたね」と言った。
 すると大島は「ああ、大久保清とかね。そして本当に悪い人になっちゃったね」
 これは週刊誌の取材に文句を言いに行って暴力沙汰となり逮捕されてしまった「フライデー事件」を皮肉っているのだった。

 このビートたけし扮する軍曹が、映画の最後に「メリークリスマス、ミスターローレンス」と照れながら言うと、カンヌ映画祭では観客たちがみんな立ちあがり拍手したそうだ。
 だが、あれは、ついに理解し合えたという意味ではなく、戦争で日本が物質文明だけでなく精神文化でも敗北して英語とキリスト教をモノマネしたのが痛快だったからだという指摘もある。
 しかも、これはヨーロッパの観客が勝手にそう解釈したのではなく、もともとこの映画はそういう描き方をしていて、だから、戦犯として囚われた元軍曹が英国軍の将校に向ける笑顔は、親しみというより卑屈さであり、そうとしか見えないというわけだ。

 これまで『戦メリ』は、もちろん同性愛の映画だとも言われた。最初は原作者と親しいロバート レッドフォードを紹介されたがハリウッド映画と違い過ぎるとして断られ、そして大島渚はテレビのCМに出ているのを見てデビッド ボウイに持ち掛けたら興味をもってもらえたと言うことだった。
 これは時期からすると宝焼酎「純」の宣伝「ロックでわればジンロックジャパン」だろうが、こうした偶然だったとはいえ、原作者の意図とは異なる同性愛の要素を強調するキャスティングになったし、しかも、監督がこだわってきた日韓問題を組み入れるため原作には無い朝鮮人軍属の話を脚色しているものの、それは同性愛行為で処刑されるという役であった。

 しかし、テーマの中心は戦争であり、戦争の原因を異文化への無理解による衝突とし、和解を模索する話だという解釈が日本では一般的であるが、実は日本が西欧に完敗して当然という話であり、そもそも大島渚は新左翼を自認してきたが、そんな日本の左翼に多い西洋崇拝者に彼も漏れず、特にフランス好きを自称し、そのうえ日本は嫌いだとテレビで明言したことがある。
 なら、『戦場のメリークリスマス』は「反日映画」ということになる。さて、どんなもんだろうか。



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Commented by 次郎くん at 2016-12-26 23:21 x
本当の事を知れば身も蓋もあるんです。
有名ゲイ脳人は「親日」だろうと「反日」だろうと
大奥大本営が作り出した「敵味方偽装工作」ですから
毒母尊息卑系の病理の枠内操作であります。
そんな駄作を見る暇とカネがあるのであれば
大奥大本営によって迫害されている一般女性たちを記録した
本の読書とかマトモな映画の映像鑑賞を致しましょう。
たとえば「女囚という名の奴隷」とかです。
当時フェミニズムの権威とされたスターリンの正体は
マザコンのチビの上級者的豚男であります。

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by ruhiginoue | 2016-12-25 22:23 | 映画 | Comments(1)