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by ruhiginoue

1月1日生まれの名子役と50年前の怪獣ブーム

 Twitterで、1月1日生まれの有名人の話をしている人たちと、今からちょうど50年前はたいへんな怪獣ブームだったという話をしている人たちを、見かけた。

 それで思ったのだが、なんで子供に怪獣があんなにウケたかというと怪獣は大人より強いからだろう。政府や大企業の建物がぶっ壊されたり、自衛隊の戦車が踏み潰されて面白いのは、なにも政治的なことではなく、ただ、大人が作ったものが壊されるのは子供にとって痛快だからだう。子供のころは大人の社会から何らかの抑圧を受けているからだ。
 なのに『シンゴジラ』みたいなのが面白いと感じる人は、きっと育ちが違うのだろう。あるいは後に変節したのだろう。

 ところで、国際放映が製作した子供主役のテレビドラマといえば『チャコちゃん・ケンちゃん』だが、この当時、国際放映で演出をしていた山際永三監督は『チャコちゃん』は撮っていたけれど『ケンちゃん』は撮っておらず、それというのもチャコちゃんはやんちゃな女の子だけどケンちゃんは優等生すぎて共感できなかったからだと山際監督は言っていた。
 それで、後に国際放映で『あばれはっちゃく』を撮ったということだが、大人気だったケンちゃんの時期は円谷プロで『帰ってきたウルトラマン』などを撮っていた。

 この『帰ってきたウルトラマン』には、足の不自由な小学生が怪獣の暴れる様子に狂喜し、何もかも壊してしまえと声援を送るエピソードがある。足が不自由なのは傷害ではなく心因性で、社会からひどく疎外されトラウマを受けていた。今でいうPTSDだが、そんな言葉は当時まだなかったので、田口成光の脚本を読んだ山際監督は専門医に訊いて確認したうえで演出したと言う。
 
 そして、この少年を演じたのが『超人バロムワン』『謎の転校生』で知られる高野宏之であった。この、かつての名子役も成人してからは時代劇に髭生やして出たりしているが、彼は1月1日生まれだった。



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Commented by ケーキイーター at 2017-01-01 21:28 x
 今年も人の誕生日や命日を覚えるのを頑張ります。情けない元旦の誓いだな。ストレンジホビーねえ。

Commented by ruhiginoue at 2017-01-01 22:51
1月1日生まれの芸能人はけっこういますね。
映画『用心棒』で、丑年の大晦日に母親が産気づいて寅年の新年になったら飛び出したから「丑寅」と名付けられた悪役が出て来ますが、1月1日が誕生日の人はその時どんな雰囲気だったのでしょう。
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by ruhiginoue | 2017-01-01 03:45 | 映画 | Comments(2)