問題はトランプ大統領ではなく大企業とマスコミだ
2017年 01月 23日
ここで昨日に指摘していたとおり、トランプ大統領の就任式で会場ガラガラという写真は時刻が早い段階だった。就任演説時点では大勢の観客が詰めかけており、明らかにメディアの嫌がらせと世論操作であった。
ところで、自分としてはトランプという人の意見や主義主張のうち合わなかったり正反対だったりする部分の方が圧倒的に多いけれど、もしも自分がアメリカの大統領になったら、TPPはダメだから止めるし、CNNは嘘ばかりだから質問に答えない、ということでは同じだ。
それに、トランプ大統領は言動に問題がある人だと言われてはきたけれども、これまで反対だと言ってきたTPPを本当にやめるという大統領令に署名したのだから、嘘つかないブレないということで少なくとも日本の自民党よりはまともだ。
しかし、TPPで大儲けを企んでいた企業等にしてみればたまったもんじゃないわけで、議会で覆すために大統領が支持されては不都合だから、トランプ大統領がどんなに右派でも、スポンサーのとしての立場を利用してマスコミをけしかけ貶めようとするのは当然だ。巨大な多国籍企業ともなれば、どこかの国の美容液会社どころではない力があるのだから、マスコミに大統領を攻撃させるくらいの力は存分にある。
つまり大統領になったのがトランプじゃなく誰であっても、TPPを否定すれば同じことをされたのだ。だからここで問題なのはトランプ大統領ではなく、大企業の影響下で世論操作するマスメディアの体質と構造である。
by ruhiginoue
| 2017-01-23 19:46
| 国際