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by ruhiginoue

しばらくして女性の雑誌記者は大体いなくなる

 先月のことになるが、出版関係の新年会に列席したら、知り合いの雑誌社長から新しく入った女性の記者を紹介された。若い新人ということで、契約記者だが正社員ではなく、社員として正規に登用されることを目指していると言う。

 こうした女性の雑誌記者は、どこの雑誌でもしばらくしたらいなくなってしまうことが多いというのが経験則である。それだけ正規の身にまで昇格するのは狭き門ということだ。
 
 この時、あの映画『プラダを着た悪魔』のことが話題に出た。やりての女性編集長にはモデルがいるけれど、ふんしているメリルストリープに迫力も魅力もなかった。
 また、語り部役のアンハサウェイもいまいちだった。キャットウーマンはカッコよかったが出産のあと太ってしまったというのはともかく、女性むけ雑誌で新人が苦労しているという姿を演じきれていなかった。
 あれでは女性誌のやり手編集長の下でしごかれる新人女性編集者というより、大女優の付き人をしている女優志望という芸能内幕もの例えば日本の映画なら少し前に亡くなった夏樹静子原作の『Wの悲劇』みたいな感じである。
 そんな話になった。

 ところで、いまちょうど大手マスコミが提灯記事を金で売買していたことが発覚して問題になっているが、もともと提灯記事かどうかの判断基準は存在しないので金銭授受の有無が問題になる。
 これについて、かつて美容外科の提灯記事という問題を書いた(注)さい、内容的に実質は広告なのに記事の形となっているものが多い女性雑誌に問い合わせたところ、そこの女性の副編集長は、金銭授受をきっぱりと否定していた。
 ただし、美容外科とかエステは直接の金銭が報酬とは限らず、女性の編集者でも記者でも、提灯記事の見返りは無料で何かやってもらったりするから、例えばノースリーブでバンザイして見せろという話になるのだ。

 この話をしたら、その新人の女性記者は、雑誌に正規登用してもらえるかという問題とともに、儲かっている女性雑誌で働いている人たちの一部のように魂を売ることになるのかどうかという、二重の意味で先行きを心配していた。

 (注)『華麗なる美容外科の恐怖』に収録の雑誌記事のこと。



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by ruhiginoue | 2017-02-01 16:05 | 映画 | Comments(0)