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by ruhiginoue

小金井ストーカー事件に想うこと

 東京都小金井市のライブハウス前で、出演するために訪れた女性がナイフで刺され一時は意識不明となる大怪我をしたが、この事件の犯人に懲役14年の判決となったと報道された。
 この被害者の女性は大学生であると同時に音楽活動をしていて、アイドルとしてファンがいたそうだが、そのファンのうちの一人がストーカーと化し、その執拗な付きまとい行為が原因で拒絶されたと感じ、刃物を購入して待ち伏せして犯行に及んだらしい。

 この事件について、犯人はまったく反省しておらず、これを法廷で露骨な言動によって表明していたから重刑となったが、しかし刑期を終えてから心配だと被害者は語ったそうだ。この調子では、長く刑務所に入っていても治らないのではないかということだ。
 その一方で、警察がストーカーの心理を知らず不適切な対応をしたとか、法律がSNSに対応していないとか、被害者が無防備であったとか、いろいろな指摘や意見が出ている。

 まず、気を付けないといけないのは、法改正をするにしても、こういう場合に必ず権力の側が悪用しようとして変な規定にしてしまい、SNSの言論を弾圧する方にもっていこうとすることだ。
 また、被害者は加害者からSNSでしつこくされたうえ付きまとわれ危険を感じていたのに、それでもライブハウスに出演しに行っており、これでは襲われに行ったようなものではないかという批判もある。

 ただ、もともと芸能活動をしていればストーカーの被害には遭うのがむしろ当然で、ここで金があれば対策もとれる。今は亡きホイットニーヒューストンの映画『ボディーガード』のように腕利きの用心棒を雇う事もできる。やはり今は亡きデビットボウイは「ステージの上で殺されたい」と表では言いながら、親交のあったジョンレノンの事件があってからボディーガードの人数を増やしていた。
 これは大スターだから可能なことで、ライブハウスで小規模の活動をする人にとっては対策が困難ということが多いだろう。

 この項は次回に続く。
 





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Commented by ケーキイーター at 2017-03-03 20:18 x
 14年半は短過ぎる! 思わず、机をドンと叩きたくなったケーキイーターであった。
Commented by 王子のきつね at 2017-03-03 21:41 x
 ストーカー加害者の大半は被害者は自分だと思っているので、何年懲役を科しても反省しない。加害者が加害者の自覚をもたないと、被害はなくならない。これには、ストーカー対策のスキルをもった第三者の介入が必要だが、スキルをもった人でも酷くしんどいらしい。
 ストーカーの危険レベルは3段階で、レベル1:当事者間で解決できるレベル(ただし、スキルが必要)、レベル2:第三者の介入が必要なレベル、レベル3:被害者が身を隠すか、加害者を即逮捕しないとダメなレベル。本件のように、アカウントをブロックしたり、プレゼントを送り返したりして、拒絶するとレベルが上がる。
 警察に相談するのもよいが、ストーカー対策のスキルをもっているかどうかわからないので、それをもった専門家(弁護士、カウンセラー、NPO法人)を頼った方がよいだろう。
Commented by ケーキイーター at 2017-03-04 07:11 x
 芸能人じゃなくても、ストーカー被害に遭う人は沢山いるんでしょ。怖い~。
Commented by ruhiginoue at 2017-03-04 17:46
相当の量刑であっても不安を取り除くのと刑罰とはまた別の問題ですから、起きてしまったことだけど最初の対応がまずかったということがありますね。
Commented by ケーキイーター at 2017-03-04 20:26 x
 ちゃぶ台ひっくり返したいくらい、怒っているんだけど、肝心のちゃぶ台が無いので、不可能。芸能活動したい人だと、うかつに「とにかく逃げる」っていう訳にもいかないし。
by ruhiginoue | 2017-03-03 16:48 | 司法 | Comments(5)