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by ruhiginoue

小金井ストーカー事件に想うこと(2)

 判決が先日あった小金井ストーカー事件に想うことの続きである。
 その事件の被害者は、大学生である傍らでアイドルとして音楽活動をしており、出演しているライブハウスを訪れたところを待ち伏せ襲撃されたから、もともとストーカー被害に遭っていたにも関わらず危険を避けるための配慮が足りなかったのではないかという指摘があるけれど、しかし本職のスターとは違ってボディーガードを雇うなどの対処は、後ろ盾の組織力や資金などから限界がある。
 これが前回までの話であった。

 もう一つ問題があるのは、ライブハウスなどで小規模な活動をしている人たちは、客との交流を重んじ、固定ファンがいることだ。このため、客の方が勘違いの期待をしてしまう傾向が大スターより強い。
 過日、ある中学の国語試験の長文問題で、文中にある「妄想による虚しい行為」とは例えばどんなことか具体的に説明せよ、という出題に、ある生徒が「自分が行かないとアイドルが悲しむと思い込んでいるファンが握手会に行くこと」と書いたので、意味が合っていて具体的だから正解であるうえ面白いから先生がTwitterで紹介して「いいね」がたくさんクリックされていた。
 これはCDに握手券を付けて売るような商売の場合だが、そうでなくても、ライブハウスに来るのは固定ファンがほとんど、という人は武道館や東京ドームのような大会場にくらべて客の数が少ないので、熱心なファンは、勘違いや思い込みではなくほんとうに自分が行かないと目に見えて観客が減るということで、行かなければいけないと思う。

 こうして熱心な常連客になっているうちに、その中には、自分は相手にとって特別な存在だと思い込み始める人がいるというわけだ。大スターだと手が届かない所にいる人であるけど、それとは違い身近に思えるためらしい。

 最近では、インターネットでblogやTwitterやYouTubeなど動画サイトを通じて宣伝や発表ができるため活発化していて、そのため自称歌手も増大し、アイドルとは思えないし上手いわけでもない人や、いつ練習しているのかも判らない人までいるほどだ。
 しかし、そうなる前からこの種の活動はあったし、それをしている人たちにとっては、熱心な固定ファンなのかストーカーなのか区別できない人は、もともと悩みの種ということらしい。

 この件は、また続きを書くつもりだ。 
 



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Commented by ケーキイーター at 2017-03-04 20:30 x
 好きな芸能人さんで、ライヴハウス級の会場でしかやってない人はおりますが、程々のファンでいようと思っています。相手が芸能人さんでなくても、当然ですが。
 とにかく、怖い怖い怖い~。))))
Commented by 王子のきつね at 2017-03-04 22:19 x
 知り合いに、セクシー女優のファンだが、ファンが昂じて「ファン感謝もの」に出演(つまりビデオに出演しちゃったわけだが)、それを某巨大掲示板で自慢し、その後、別のセクシー女優に「推し変」したため、前の女優のファンから命を狙われていた人物がいる。彼とは後者の女優の応援サイトで知り合ったが、彼の場合、ストーカーではなく、ストーカーされる側になってしまった。
 同じサイトで知り合ったNさんは、今でいうところのTO(トップ・ヲタ)みたいな人で、女優本人はもちろん、関西のファンの間でも有名だった。セクシー女優が関西のラジオにゲストで呼ばれ、パーソナリティのケンコバと陣内智則が彼女のサイン会を見に行ったら、Nさんがいて、あまりに異様なオーラを発していたので、つぎのラジオではそのときの話題で異常に盛り上がっていた。
 彼らも、他のファンと同じくDVDを買ってセクシー女優に会いに行くのだが、他のファンとは明らかに一線を画す存在だった。この事件の加害者は、彼らのような特異なキャラの持ち主でなかったため、ストーカーになるしかなかったんじゃないかと思った。
Commented by ruhiginoue at 2017-03-05 18:44
あまり熱烈なファンはかえって迷惑だったり不気味だったりしますから。
by ruhiginoue | 2017-03-04 17:35 | 社会 | Comments(3)