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by ruhiginoue

愛国詐欺と反権力詐欺

 このところ国会で問題になっていることなど政府とその関係者が肩入れする勢力について「愛国詐欺」という適切な表現により批判されている。
 この一方、逆にというか「反権力詐欺」と呼ぶのが相応しい運動もあり、そのなかで特に醜いのが、かつて極左過激派や暴力学生だった老人の世代であることは、言うまでもないだろう。

 その件で、また「救援連絡センター」の機関紙に寄稿した元爆弾事件刑事被告人の赤軍派が、自ら中心となっている「国賠ネットワーク」という団体について、相変わらずのことを述べている。
 ここで、彼自身も含めて国賠ネットワークは高齢化しているというが、それは故意にそうしてきただけである。彼らと同類の極左過激派老人だけの団体になるようにしてきたのだ。
 
 今号の「救援」でもまた「よど号事件」を美化して取り上げているが、あのハイジャック事件を起こして北朝鮮に亡命した犯人たちが拉致事件に関与したことについては、その身内が被害者の家族に謝罪していた。
 ところが、この事件で日本から逮捕状を出された人たちが、「不当な逮捕状を撤回し、逮捕状を出されたことで被った精神的苦痛の慰謝料を払え」と日本国を訴えた。ハイジャックで亡命し北朝鮮にいるので今ところ逮捕さることはないし、日本にいないから日本の裁判所に訴えることは不可能である。

 これを「国賠ネットワーク」の中心となる元赤軍派の爆弾事件刑事被告人であった老人たちが、北朝鮮にいる亡命赤軍派のハイジャック犯たちに代わって、日本で国家賠償請求訴訟を起こしたのだった。
 このとき、国賠訴訟をしていて「国賠ネットワーク」に参加していた「左翼」ではない市民たちは反対した。そもそも国家賠償請求訴訟にそぐわない内容だ。それに政治的パフォーマンスでしかないから、まず共闘できないし、また他の訴訟をしている人たちまで妙な偏見を受けてしまい、権力の側から付け込まれて悪宣伝に利用されるだけだ。
 
 それでも国賠ネットワークの過激派世代老人たちは強行したうえ、「よくそんな裁判を仕掛ける気になるものだ」とか「世間一般からはもちろん進歩的な市民からも共感を得られず逆に反感を持たれるのではないか」とか疑義を呈されると、そんなことは無いと否定し「国賠ネットワークの人たちが支援してくれている」と繰り返した。これが一部メディアにも取り上げられてしまった。
 そして、当然ながら敗訴である。
 
 しかも、実際には支援どころか普通の市民たちからは反対されているうえ、普通の市民たちの国賠に対しては協力しないどころかその被害を嘲笑している。権力犯罪により身障者にされた人を侮辱したり指さし大口あけて笑ったり、それはそれはひどいもので、この様子を直接みたときは、この老人たちは言動と顔つきから完全に脳が狂っていると確信した。これでは同類の老人以外は耐えられなくなって出て行く。
 そんな彼らは自らをこう持ち上げる。
 「我々は反体制活動をして逮捕されたことがあるんだ。お前たちと違ってエライんだ」

 まさに、右派の「愛国詐欺」の一方にある左派の「反体制詐欺」だ。左派の方は老人限定だからもうじき死んでくれるが、しかし、この老人世代のせいで左翼ぎらいになる人たちが激増し、そして右派が勢いづき「愛国詐欺」も横行する一因となったのだから。車軸の両輪である。

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by ruhiginoue | 2017-03-25 17:46 | 政治 | Comments(0)