人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

「日本会議」は創価学会が心配ではないのか

 よく個人商店に創価学会と公明党のポスターが貼ってあり、それが東京では選挙があるので今とくに目立つが、これは入会すると経営する店で会員が購買してくれるなどメリットがあるからで、信仰なんて実はどうでもよいのだ。
 この実態を知らないと「創価学会の牧口常三郎初代会長は治安維持法で獄死した。共謀罪の審議入りに加担した公明党になぜ創価学会は…」などと的外れな批判する。

 また、敬虔な創価学会員の人は「鳥居はくぐりません」と毅然として言っていたはずだが、今では公明党の幹部が平気で「日本会議」の集会に出ている。
 かつて創価学会員は信者になるよう「折伏」すると「神棚なんて燃やしてしまえ」と家から持ち出し本当に火にくべてしまう粛清をしてまわった。勧誘されて信者になった人の親が古い人で神棚に拘っていると、そこへ押しかけて力づくであった。
 これにより逆に嫌になって信者をやめてしまったという親戚がいる。

 そういうことが相次いだから、創価学会は評判が悪かった。今では組織が膨張している時期がすぎたうえ政治的に変節もしているとはいえ、公明党の幹部が日本会議に出てしまうことについて心配じゃないのかと、逆に日本会議の方に訊いてみたいものだ。

 これは『防衛医大の場合は―ドキュメント医療裁判』に出ている一つの挿話だが、創価学会員の医師が患者を宗教に勧誘するのは問題なので、集会に芸能人が来ると言って誘う。「山本リンダが来るよ」などと。
 この部分にだけ読んだ人たちは笑ってしまったそうだが、最近の「幸福の科学」に見られるように、芸能人は新興宗教にとって勧誘の最も貴重な材料である。
 
 また、小学生のとき創価学会員から勧誘をされたことがあるが、これはあくまで『人間革命』の映画のチケットをくれるというので、ありがたくいただいたというだけだった。東宝特撮映画がタダで見られるということだ。音楽も伊福部昭だったが、天理教の宣伝映画にも音楽を付ける仕事をしたので続編には声がかからなかったそうだ。
 こうした映画音楽の仕事は金のためにやっているわけで、それについて伊福部昭は信仰するのは「八百万の神」だから何でもいいと言っていたが、創価学会のほうではそうはいかないということだ。

 あと月刊誌『潮』を読んでいたので勘違いされて勧誘されたこともある。
 あの当時は本多勝一記者の連載があったから購読していただけなのだが。その後、勤め先から「朝日の記者なら朝日に書け」との業務指示で引っ越さないといけなくなり、これは他の雑誌から執筆依頼が来る記者に対して売れない記者が僻み、管理職になったら嫌がらせしただけだったようだ。アメリカの新聞や雑誌では、正社員の記者で他所から依頼が来るのは誇らしいことなのだが、日本は違うようだから情けない話だ。

 そして、フリーで創価学会系メディアを活躍の場としていた「リベラル」「左派」の記者や評論家たちが、その後は創価公明の変節によって場を失ったり合わせて変節したりという無様なことになったが、これは既に『朝日新聞の逆襲』で述べたとおり。

 とにかく、今では創価学会に「平和」とか「人権」で期待しても無駄ということだ。それに小池知事と一緒のポスターである。「小池劇場」も「小泉劇場」と同じ猿芝居であることがはっきりした。




by ruhiginoue | 2017-04-04 21:17 | 政治