池上彰は朝日新聞阪神支局事件の事後共犯
2017年 04月 29日
1987年5月3日の夜、朝日新聞阪神支局に暴漢が乱入し居合わせた記者2人が散弾銃で殺傷された事件からもうじき30年が経過する。
この事件について辻元清美議員は議員になる前のこと、警察の腐敗堕落と政治的偏向を内部告発した松本均もと兵庫県警(今は地方議員)と対談する中で、この朝日新聞阪神支局襲撃事件について、警察はわざと迷宮入りさせて報道の萎縮を謀るだろうと予言していた。
そして、物的証拠が大量にあるにも関わらず、この事件は時効となった。
さて、今年はテレビ司会者の池上彰がこの事件について勝手なことを言っている。しかも情けないことに朝日新聞は「ジャーナリスト」と肩書をつけて池上彰を紹介している。つまらない連載もまだ続いている。
あの慰安婦問題で、権力にすり寄ったデタラメ批判をして朝日新聞への偏見を煽った池上彰は、はっきり言って阪神支局事件の事後共犯だろう。
この慰安婦報道を巡り「日本会議」に後押しされた訴訟で朝日新聞社が勝訴したそうだが、あの池上彰に勝手なふざけたことを書かせたりした朝日新聞の誤った対応も、明らかに付け込まれた一因だ。
この事件の犯行声明は「赤報隊」を名乗っていたが、映画『赤毛』(1960年)に描かれるように英雄である。だから地元の人たちは、覆面をして言論に対して銃を撃ち人命を奪った卑劣なテロリストが「赤報隊」と名乗りその名を汚したことに怒っている。
この岡本喜八監督の映画では、三船敏郎が「ちくしょう!ちくしょう!」と言うド迫力の演技が語り草だったが、その口惜しさが朝日新聞の人たちには無いように感じる。
『赤毛』予告編。「赤報隊」と名乗っている。
by ruhiginoue
| 2017-04-29 17:15
| 社会