人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue

飛ぶ棒ことドラゴンフライ

今、北海道でテント張っているけれど、東京が暑いのに対し肌寒い位の涼しさを満喫している。

テントの周りにいろいろな昆虫がやってくるが、朝起きるとセミとトンボが羽化している。
湿地帯だから水中にヤゴのいるトンボもやってくるわけだ。
ところで、チョウなどのサナギ中で脚も羽も出来る完全変態とは違い、トンボもセミも不完全変体でもともと足があり脱皮して後から羽が生える。
そして最初は透き通っているが次第に色が濃くなっていく。

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_16530010.jpg

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_16543179.jpg

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_16551297.jpg

ついに羽が完全に伸びると飛んでいくのだが、セミは唸るような音を立てて飛んでいくのに、トンボはわずかな音で離陸する。
後の時代に進化してきた昆虫は胴体の中にある筋肉で体を震わせながら羽を動かすけれど、もっと前の時代から居たトンボは羽と胴体の間に筋肉があり直接動かしているという仕組みの違いがある。

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_17025568.jpg

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_16500292.jpg

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_16510164.jpg

飛ぶ棒ことドラゴンフライ_f0133526_18440860.jpg

その形から納得だが、トンボの語源は「飛ぶ棒」らしい。英語ではドラゴンフライで、普段飛んでいるところを見る昆虫は「何とかフライ」例えばホタルはファイアーフライであるが、あのうざいハエは、ただフライだ。

そのトンボはドラゴンフライと言うだけに肉食でどう猛だ。幼生の水中でも成虫の空中でも獲物を捕らえて殺しバリバリ食べてしまう。大きなオニヤンマなどスズメバチだって餌食にする。
もっと昔は大きかったことが化石によりわかっていて、恐竜と同じ時代からいたけど、その頃は大きさが1メートル位あったらしい。

しかしトンボは肉食だけどハエなど繁殖力が強いものを主に食べていたので、環境が激変しても生き残れたと言われている。
その点でやばいのは人間様じゃないか。世界規模でも言われていることだけれども、北海道でも酪農で牧場がたくさんできて、その辺から水が汚れ始めていることが指摘されている。



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
by ruhiginoue | 2017-07-20 16:16 | 自然