飛ぶ棒ことドラゴンフライ
2017年 07月 20日
今、北海道でテント張っているけれど、東京が暑いのに対し肌寒い位の涼しさを満喫している。
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テントの周りにいろいろな昆虫がやってくるが、朝起きるとセミとトンボが羽化している。
湿地帯だから水中にヤゴのいるトンボもやってくるわけだ。
ところで、チョウなどのサナギ中で脚も羽も出来る完全変態とは違い、トンボもセミも不完全変体でもともと足があり脱皮して後から羽が生える。
そして最初は透き通っているが次第に色が濃くなっていく。
ついに羽が完全に伸びると飛んでいくのだが、セミは唸るような音を立てて飛んでいくのに、トンボはわずかな音で離陸する。
後の時代に進化してきた昆虫は胴体の中にある筋肉で体を震わせながら羽を動かすけれど、もっと前の時代から居たトンボは羽と胴体の間に筋肉があり直接動かしているという仕組みの違いがある。
その形から納得だが、トンボの語源は「飛ぶ棒」らしい。英語ではドラゴンフライで、普段飛んでいるところを見る昆虫は「何とかフライ」例えばホタルはファイアーフライであるが、あのうざいハエは、ただフライだ。
そのトンボはドラゴンフライと言うだけに肉食でどう猛だ。幼生の水中でも成虫の空中でも獲物を捕らえて殺しバリバリ食べてしまう。大きなオニヤンマなどスズメバチだって餌食にする。
もっと昔は大きかったことが化石によりわかっていて、恐竜と同じ時代からいたけど、その頃は大きさが1メートル位あったらしい。
しかしトンボは肉食だけどハエなど繁殖力が強いものを主に食べていたので、環境が激変しても生き残れたと言われている。
その点でやばいのは人間様じゃないか。世界規模でも言われていることだけれども、北海道でも酪農で牧場がたくさんできて、その辺から水が汚れ始めていることが指摘されている。
by ruhiginoue
| 2017-07-20 16:16
| 自然