とっくに破綻していて最初から間違いだった国民年金
2017年 07月 25日
国民年金を払えない人が続出し、困窮者からの取り立てをさらに強化している。老後に備えてところか、今の段階で生活できなくなる。
しかも受け取りは60歳〜65歳〜70歳〜と、どんどんどん先送りになっていく。
これについては前から指摘があった。『ナニワ金融道』で知られる青木雄二は、国民年金なんて国営のネズミ講であると言っていたし、人口比から受け取り年齢が上がっていき、90歳になってやっと貰える年金なんてブラックユーモアだと指摘していた。
また、それよりもっと前に高坂正堯という保守派の政治学者が、もとはと言えば田中角栄総理大臣が悪いとし、経済も人口も右肩上がりが永久に続くという現実にはありえない前提で制度を作ったのだから最初から破綻は見えていたと指摘していた。
かつては年金未納問題があり、啓発ポスターに出ていた芸能人がちゃんと納めていなかったということを週刊誌に騒がれたことから始まり、総理大臣を含めた閣僚たちまで納めていなかったのが問題になったけれど、今は年金を納めたくても収められず、取り立てによって生活できなくなる人が出るようになり、そして前から言われたように、やはりもらえなくなるのだ。
ところが、こういう問題を話しても、もう金生活をして「逃げ切り組」となっている老人たちは平気な顔をしている。後世の人たちのことなんか全然考えていない。人口の構成比で老人ばかりが多くなったことや、不正規雇用が増えてしまったことを、全く認識していないのである。
このままだと、あのヘイト漫画で有名な山の車輪の作品のように、老人を憎む者が増えるだろう。
by ruhiginoue
| 2017-07-25 19:14
| 社会