小学校や中学校よりも大学院が卑怯
2017年 08月 18日
日本の都道府県の中で、最も多くの都道府県と境目が接しているのはどこか。
この答えは長野県で、よく見ると少し埼玉県にまで接している。
ところが、問題文の書き方が不適切で、単に「最も多くの都道府県と接しているのはどこか」という試験問題を出した学校があり、それで「海」と回答があった。それで正解だが、ちゃんと出題意図を捉えなさいということで不正解だったそうだ。
地理の問題だからということなのかもしれないけれど、それと同じことでは「石炭を石油にする方法」という問題に対して「石炭を売って石油を買う」という回答があって、経済ではなく理科の問題だから不正解だが、本当は問題文にちゃんと「石炭から石油を抽出する方法」と書かなければいけなかった。
これは、いい加減な出題をしておいて、今年の流行語大賞候補の「忖度」を求めると言うことだ。
こういうことがよく小学校や中学校でも高校でも大学でもあるが、大学院の入学試験では、些細な誤りで大きな違いになることがもっと深刻なこととしてあり、そうした誤りを教授が問題文に書いてしまって、大学院ともなれば受験する方も詳しいから突っ込まれてしまう。
それをわかってるから、よく大学院の入学試験では、回答だけではなく問題文も回収するのである。
そうした大学院のことを考えると、小学・中学の先生の間違いなんか、かわいいものである。
北海道の山道を歩いていたら、何か視線を感じたので、そちらに目を向けたらキタキツネだった。
by ruhiginoue
| 2017-08-18 11:11
| 学術