井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

各野党の政策の違いと一致点と提携に正しい認識を

 これは特に強調しておくべきなので、しつこく強調しておかねばなるまい。

 今度の選挙で野党の候補者たちが安保法制など憲法問題にこだわっていることに対し、そうした問題を起こしてばかりいる安倍内閣に反対している人が、しかし、そんなことで有権者は投票してくれないとか、投票してほしければ生活に密着して寄り添う政策を説くべきだという、的外れな意見を述べていた。
 
 なにより今回の選挙は、国民の生活について争点であっても、だから景気対策というようなことではない。国民の生活が安倍内閣の暴政によって脅かされていることが問題になっていて、だから憲法によって立つ平和や人権が重要なのだ、ということだ。
 そして、安保法制について語るのは野党が一致していることを訴えるのに必要だからである。こだわるのは仕方ないし、むしろ当然のことだ。特に立憲民主党にとっては結党の根幹である。

 そのうえで、生活に寄った政策なら、共産党が健康保険の重圧に苦しむ庶民の問題を中心に訴えていて、これはほんとうに切実だが、しかし議会で提携している社民党と自由党は全体的に社会政策が新自由主義的で、社会保障の分野で公的責任を重視する共産党とは相容れない。
 だから憲法問題しか一致しないのだ。

 また、生活に寄った政策ということで投票されているのは公明党である。下層の庶民は、法治国家・立憲主義・基本的人権なんてサッパリ解らないうえ、とにかく微々たるものでもオコボレでも何でもいいから、政策ではなく直接施しをしてもらいたいのだ。
 こういう現実に即した主張をしなければ選挙運動を誤るが、今のところ野党は誤っていないから、これでいいのだ。




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Commented by L at 2017-10-14 15:53 x
実に正しい指摘だと思います。野党共闘の枠組みも「立憲野党」なのでこうした形にならざる得ないでしょう。枝野らはネオリベ系ですし。ところで、社民党の政策はネオリベ寄りという評価ですが、支持者が漫然と見ているとあまりピンときません。よろしかったら総じてネオリベっぽいと見立てる所以を教えて下さい。
Commented by ruhiginoue at 2017-10-14 18:14
 社民党は小所帯なのに組織は大きいため一枚岩ではなく、地方によっては保守系を応援する人がいるうえ、そういう人でなくても公的責任の問題になると、例えばあの「保育園落ちた」の問題で、足りないなら民営化して増やせという側に付いていますし、今ちょうど共産党が騒いでいる国保の負担が重すぎて食事ができないなどで逆に病気にさせられている人たちがいるという問題でも、一部の困窮者に例外措置というだけで、制度そのものについて抜本的な改善という発想にはならず、それはなぜかと突き詰めると結局は公的責任という発想が根本的に無いからです。
Commented by L at 2017-10-15 01:02 x
 なるほど。福島さんは全国比例なので日本中に支持を求めて行脚するのですが、旧総評系某地方組合の幹部に支援をお願いしたら「こうして直接来てくれなかったら維新(だったかな)を応援するつもりだった」と言われたそうです。「非常に驚いたけれど、直接会って目を見て手を握って話さなければ応援してもらい投票してもらうことは出来ない」と仰ってましたね。
 支持者がそうなら政策にも反映されるでしょう。ネオリベ的なものとは対称的な福島さんを通して見る社民党と組織としての社民党の違いだということなんですね。
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by ruhiginoue | 2017-10-11 18:04 | 政治 | Comments(3)