選挙の泡沫候補たち
2017年 10月 24日
「言うとったるがのう、あんたは最初からわしらが担いでいる神輿じゃないの。あんたがおとなしくしていれば、わしらも黙って担ぐがのう。神輿が勝手に歩ける言うなら歩いてみい。喧嘩はナンボ銭があっても勝てんのでっせ」
これは映画『仁義なき戦い』に出てくるセリフだが、選挙もおなじことだ。
さて、石原慎太郎と橋下徹の提携から始まって烏合離散をくりかえしていた「日本のこころ」は、比例東北と東京の両ブロックに各1人の候補を擁立したが議席が獲得できず、また全国を通じた得票率が2%に届かず、公選法、政治資金規正法、政党助成法のいずれにおいても政党要件を失うこととなった。所属する国会議員は参院議員の中野正志代表のみになってしまったそうだ。
この「日本のこころ」から今回の選挙に立候補していたのが、一円玉などの加工をしているアカオアルミの経営者・赤尾由美だ。父親の後を継いで経営しているとのことで、また彼女はあの赤尾敏の姪にあたるそうだ。
そして、この赤尾由美氏が言うには、よく赤尾敏の孫ではないかと言われるけれど、それくらい年齢か離れているのは親が年齢の離れた兄弟であるという事情があり、赤尾敏の選挙資金はアカオアルミから出ていたということだ。
なるほど。だから、票が集まらず落選し供託金を没収されても大丈夫ということだったのだろう。
また、それで今回も立候補している又吉イエスことマタヨシ光雄は、どこがスポンサーなのだろうかと気になってしまい調べたら、彼の選挙資金は土地だった。彼は土地持ちということだった。
しかし、資金があったところで当選はできないというわけだ。
by ruhiginoue
| 2017-10-24 15:45
| 政治