小選挙区落ちた。足立康史、辞めろ!
2017年 11月 15日
小選挙区で落選したら議員をやめると公約していたはずなのに議席にしがみついている足立康史議員は、朝日新聞の社説が気に入らないから「朝日新聞、死ね」とツイートして問題になっている。
ところが足立議員は、あの匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね」の真似したのだそうで、それを前に山尾志桜里議員が質問で取り上げたから、自分も同じことを言って何が悪いと居直っている。
これがアホとしかいいようがないことは、すでに指摘が色々とされている。山尾議員は、そのブログを書いたわけではないし、取り上げたのは、保育園が足りないという問題の中で話のきっかけとして例に挙げただけだ。
そもそも、これは前にも指摘していることだが、今も総理官邸のホームページには「すべての女性が輝く社会づくり本部」と記載され、「輝く女性応援会議」にリンクがある。このブログの「SHINE!」が「死ね!」に見えると話題になっていたのだ。
そして、働く女性が輝くと言いながら保育所が足りず、一方でオリンピックなどに無駄づかいしている、ということを例のブログは問題にし、政府側の標語「女性活躍日本shine」を「保育園落ちた日本死ね」と捩ってパロディ化したのだ。
この事実を知らない人が意外と多い。だから「保育園落ちた日本死ね」を、日本に死ねと罵っていると勘違いする。
この話をツイートで紹介したら、似たようなアカウントで同じことを言うネトウヨどもが「何がソースだ」と言ってきたので呆れた。安部内閣を支持しているはずなのに総理官邸のサイトから判ることを知らない。やはり「サポーター」という金で雇われているだけの連中ということだろう。
とにかく、ようするに「保育園落ちた日本死ね」は政府の無策がひどすぎて日本に死ねと言うも同然だという趣旨だったから、「日本を殺す気か」と政府を批判したもので、日本に死ねとか、まして誰か日本人に死ねとか言う話ではなかった。
それに対して足立議員の「朝日新聞、死ね」は、政治家が気に入らないマスコミ論調に対して自らの憎悪を殺意として表現したもの。「保育園落ちた日本死ね」とは大違いであり、言論・報道の自由を暴力的言質によって脅迫・迫害するものであり、民主主義社会に対する公然たる挑戦である。
もっとも、『月刊紙の爆弾』の今月号に書いたとおり、足立と同じ「維新」の長谷川豊という元フジテレビアナウンサーが立候補し落選したが、この人は「透析患者を殺せ」という暴言をテレビで吐いた男である。
つまり気に入らないとか邪魔とか自分が思ったら「殺せ」「死ね」と公言するのが「維新」ということだ。異常で狂気の集団ということになる。これが支持されるということは、かつて森喜朗もと総理が「大阪は、言葉は悪いがタンツボだ」と言って、そこの住人のジコチュー体質を罵ったが、これは当たっているのかもしれない。
しかし、それ以前に足立康史議員は小選挙区で落選したら議員を辞めると公約したのだから、これを遵守すべきである。
「小選挙区落ちた。足立康史、辞めろ」である。
by ruhiginoue
| 2017-11-15 16:04
| 政治