Twitterでブロックされる者はまだマシ
2017年 11月 26日
過日、中傷記事を「転載しただけ」でも名誉毀損になると東京高裁が初認定したことで、安易な「転載・まとめ」をすべきではないと報じられた。
これは法政大学の左巻健男という教授がよくやっていたことだ。ネット上で自分の気に入らない意見を発信する人たちについて反論するのではなく事実と違うことを書いたり差別用語を浴びせるなどで侮辱していたが、こうなってしまうのはネット上の匿名や成済ましによる悪意を受け売りしてしまうのが原因だ。そして問題になると、他人のした話を紹介したのだから自分ではないと弁解していた。
しかし、高裁の判示は法的に影響力があるので、今後はより注意すべきだろう。
ところで、その転載ということで気になるのはTwitterでのことだ。よく、リツイートして「こんな意見もあると紹介する意味だ」と言う人がいる。なら、そう付記して引用リツイートにしないのはなぜかと不可解である。そういう仕組みになっていることは、利用すれば簡単にわかることだ。
また、リツイートは賛意とは限らないと先にエックスキューズをつけているアカウントがあるけれど、賛否を明記して引用リツイートするべきなのに曖昧にするのはアンフェアであるし、実際は、観察していると賛同と身内の意見しか絶対にリツイートしていない。
また、気に入らないアカウントをブロックするほかにミュートといって相手に気づかれず無視する機能もあるが、これはブロックされると逆恨みする者がいるので、有効な場合がある。ただし無視されたことですら怒る者がいるから要注意である。
かつて、ストーカーで警察に相談したらTwitterをブロックしろと言われ、それで従ったら襲われ瀕死の重傷の女性がいた。対策として間違いどころか最悪の対応だと専門家から指摘され、警察は批判されていた。
あの座間の事件でも、Twitterで自殺の話を禁止しようとかいうが、死にたいと救いを求める声を封じてはかえって危ないこともある。
このため、あえてブロックしないであしらっていることもある。特に精神病とか精神障害の場合は、そうであることを自ら表明していたり公言したりしているものだ。そう直接言ってなくても、無自覚で「頭の中に電波が」などと普通の調子で大真面目に言う。
だから対応を分けていて、それでブロックされている者はまだマシということである。
by ruhiginoue
| 2017-11-26 18:16
| 雑感