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by ruhiginoue

カモネギ安倍総理をタイム誌は絶賛

 先の20日、アメリカのTIME誌が2018年「世界で最も影響力のある100名」を発表し、Leaders(指導者部門)では、アメリカのトランプ大統領や中国の習総書記とともに日本の安倍首相が含まれていた。日本からは他に孫正義氏で二名だった。安倍首相の名が本リストにあがったのは2014年以来4年ぶりで、オーストラリアのターンブル首相が「安倍氏の自信に満ちたダイナミックな指導力が日本の経済と繁栄をよみがえらせた」と寄稿した。

 これが不可解なのは、落ち目どころか死に体とかレームダックとかの状態になってから再登場したことである。また、地球の裏側の豪州首相が、日本のことを解っているのかも疑問であるうえ、空々しいお世辞である。
 しかし、日本ではなく諸外国からすれば、安倍総理こそ最高の総理大臣であろう。まさにネギを背負ってやって来るカモであるのだから。
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 かつて80年代に中曾根康弘総理が、ロナルド=レーガン大統領と互いに「ロン」「ヤス」と相性で呼び合う関係になったと誇った時、それでも対米従属じゃないかと批判されたけれど、それどころか安倍総理は各国の大統領たちに媚びたうえで一方的に「ウラジーミル」「ドナルド」と呼んでは無視されている。
 これでは無様だが、その自覚が安倍総理にはないのだろうか。

 いつも外交で安倍総理は、金をばらまいてただ相手を喜ばせて交渉になっていない。これで相手国はカモネギの安倍総理に大喜びする。それでリップサービスだって当然やる。この部分だけ取り上げて、日本が大金を失うばかりで何の外交成果も無いことは隠すと、外交でいつも世界中で成果をあげている安倍総理と印象づけられる。
 こんなことができるのは、NHKなど日本の主要なマスコミの幹部たちと会食してはゴチソウとともに圧力をかけているからだ。
 この一方で、日本の報道の自由は懸念され、世界の報道の自由度ランキングが安部内閣になってガクガクと低下している。そんな国の首相なのに、持ち上げる外国としては、よほどオイシイということになる。

 だから、欧米メディアの報道や論調を真に受けてはいけない。自国にとって損か得かによって、現実を無視し、平気で持ち上げたりこき下ろしたりするのだから。
 なのに、安倍総理に反対する人が評価に疑問ありとしながら、同じ欧米メディアから逆に貶められているプーチン大統領やアサド大統領や金委員長らへの評価は鵜呑みにしている人たちが大勢いる。欧米メディアが安倍総理を絶賛していて現実と違うと怒るなら、アサド大統領は逆に良いのではないかとまでは言わないにしても、実際には知らないのだから評価してはいけないし、どんなに悪いと仮定しても、欧米メディアとその受け売りをする日本の大手マスコミが言うほどではないし、逆の可能性すらある、というように考えなければならない。


by ruhiginoue | 2018-04-25 12:47 | 国際