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by ruhiginoue

「家族から頼まれた」では危険

 確かに、末期患者の無用な延命より「尊厳死」が求められる場合がある。そして医師が患者を死なせて問題となることが何十年も前からあった。
 しかし、家族から頼まれたからという抗弁は受け入れられない。
 遺産相続の関係で、家族が死の時期を操作したがることが実際にあるし、医師が患者の同意もなく行ったことで訴えられたとき「家族に頼まれたから同意があった」と抗弁して、裁判で通用してしまうことが現実にある。それが時にはとんでもないこと、たとえば医師が自分の興味のため人体実験も同然のことをしておいても、正当化されてしまったりする。
 だから、今回(↓)のような場合でも、正当化はできない。

 和歌山県立医大病院紀北分院で2006年2月、女性患者=当時(88)=が人工呼吸器を外され死亡した事件で、殺人容疑で書類送検された男性医師が、県警の調べに「家族から外してくれと言われた」と供述していたことが23日、分かった。県警は06年3月、分院からの届け出を受け、医師らから事情を聴くなどして捜査。女性の余命が短く、家族の要請があったことから、医師の悪質性は低いと判断し、今年1月書類送検した。Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u793E%u4F1A%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9
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Commented by PAPY at 2007-05-23 12:42 x
自発呼吸出来ない患者に対して、延命処置を行なうかどうかが最初の問題であると思う。細かいことを言えば、相続や保険金の問題等が裏には発生するが、植物状態の延命が医師の道徳であるとは思わない。今回の件が脳死状態であったかどうかの情報が無いが、書類送検された事から、脳死状態ではなかったと判断しますが、呼吸器装着が延命に値するかどうかの争点をはっきりとすべきと思う。確かに一秒の違いで相続順位が変わって、相続税も大きく変わる事も有るが、それ以前に
人間には静かに死んで行く権利も有ると思われる。
by ruhiginoue | 2007-05-23 11:36 | 司法 | Comments(1)