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by ruhiginoue

中国に限ったことではないが

 映画「パイレーツオブカリビアン」が、中国で上映されるに当たって、一部の描写が中国とシンガポールを誹謗するとして、その部分が削除されたとのことだ。昔の、型にはまった醜い容姿の中国人の描写があるためだ。
 外国映画の中に問題になった場面があったため削除され上映ということは、中国に限らず、他のアジアでも、欧米でも、中近東でも、日本でもある。
 もちろん、作品は尊重して、削除せず公開して批判するべきだ。日本も、出っ歯の眼鏡のチビのガニマタのジャップと描いた外国映画に削除はしなかったのだから。問題は、バカにされたことに充分反発しないことだ。
 外国映画で早川雪舟の演じる悪役日本人が迫力がありすぎるとして日本の右翼が騒いだことならあるが、それ以外では容姿を侮辱されても文句を言うどころか手術してまで欧米人に近づこうとし、ついにミスユニバースに日本の女性が選ばれたと大喜びである。
 そして、中国最後の皇帝をヨーロッパの視点から描いた「ラストエンペラー」が、アカデミー賞をさらうなど世界的に話題となったとき、日本上演に当たって南京事件の部分が密かに削除されて国際問題になったこともあった。これに比べたら、自国人を型にはまった醜い姿に描くことに反発したことなど、問題としては単純である。
 日本人は、自国のことに関心を向け、表現の自由は尊重し、文句がある場合はコソコソせず堂々と反論するような日本になれるように努力するべきだ。外国を批判してばかりではみっともない。

 

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by ruhiginoue | 2007-06-18 00:30 | 映画