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by ruhiginoue

「命だけは平等だ」

 大阪で、救急車の事故があり、搬送中の妊婦が流産してしまったが、そもそも搬入しようとした病院のあちこちで受け入れてくれなかったため、救急車が迷走させられて、なんと奈良から大阪までやって来たのだという。
 つまり救急患者たらい回しというわけで、これは昔から大変な問題になっていた。
 これを解決しようと頑張ったのが徳州会の徳田虎雄医師で、その著書「命だけは平等だ」に記述しているが、彼は自らが僻地の出身で医療過誤どころか医療過疎により大変な思いをした経験から医師になり、24時間体制年中無休の総合病院を作るなど、当時としては画期的な仕事をした先覚者だった。
 大学を出てすぐ、資金も人脈もない中から、病院を作る土地や建築費用の提供者を探しまわって実現したというのだから、相当の政治力があったわけで、だから後で実際に政界進出したのだが、医者が頑張っても結局は政治なのを目の当たりにしてしまったらしい。医師が選挙に出て国会議員になりたがるのは、こういう事情もあるのだろう。
 今回の事件は、奈良の救急医療体制の不備が指摘されているから、これも結局は政治問題というべきなのだろう。

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Commented by kiz at 2007-08-29 16:07 x
どちらかというと、産科・小児科崩壊の問題は行政や立法の問題のみならず国民の意識の問題でもあると思っています。治療内容にかかわらず100%の結果を要求され、時には(先進国ではありえない)医療過誤での刑事訴追。人民裁判よろしくそのことに喝采を送る市井の人々。
不謹慎なのを承知で例えますと、現在の日本で産科医・小児科医をやるのはロシアンルーレットに参加するようなものです。
Commented by !? at 2007-08-29 17:09 x
こういう患者さんが可哀想だ。開業している病院は多くても機能的・技術的に緊急患者を診療できる病院は少ないのが実情だ。政治?というか、産科・婦人科救急病院を公費で設立し、スタッフ・医療機器を十分に配置すれば診られる側・診る側双方に大きなメリットに思う。
Commented by 朝摘みローズ at 2007-08-29 18:44 x
産め産め!と言ってる割には、安心して産める体制が整ってない地域が多いんですね・・・
36歳という年齢で、初産だったらかなり厳しい(;_;)
夜中の2時頃にスーパーマーケットに行ってるって事は、この女性、働いてるって事ですよね。
私の姉も現在妊娠中で働いてますが、経理なので月末の週は深夜帰宅です。
あんまり母胎に良くないと思っていても、お腹が空いてしまうし、コンビニなどで食材を買ってきて食べるそうです。
妊娠中の労働時間を厳しく規制してほしいな・・・仕事するだけでもストレス溜まるし。
Commented by masuika at 2007-08-29 22:14 x
もういいじゃないか。
もうこんな国民のために命をすり減らすのはよそうじゃないか。
どんなに頑張っても、
結果が悪ければ罵声を浴びせられるのだ。
患者のためを考えて、
自分の病院では受け入れることのできない患者を断ることも、
楽をしようとしていると糾弾されるのだ。

僕だけじゃない、僕の大事な家族も傷つき、悲しむのだ。

もうよそうじゃないか。
こんな国民のために働くのは。
もうどうでもいいじゃないか。
こんな国民がどうなっても。
Commented by 前のりてぃ at 2007-08-30 00:30 x
ブログの趣旨は、「救急医療体制の問題は政治の問題」でしょう。
心ある医師が改革を建設的に進めてもうまくはいかない。そこにあるのは政治の壁。だから医師は政治家をめざす。だから、「救急医療体制の問題は政治の問題」とブログ主は言っているらしい。とりあえず政治家、政府が悪いと。
最終決定のハンコを押す奴がバカなら何もかわらんというのなら同感だ。昔からこれら変わらんのだからバカ歴任してきたと言うことだろう。

変な所で言わせて恥かかせるアメリカニズム的ディベートテクニックもあるから気をつけた方が良いよ。
Commented by 田舎者 at 2007-09-06 20:21 x
今回の記事についての意見ですが、これはもはや全国規模(特に地方)の問題ですし、問題が発生したら当事者だけを処罰するという表面上のことでなく、政府が抜本的に見直すべきだと感じています。
地方では人口の集中する中心部に医療機関が集中し、その他の市町村は医療過疎の状態です。産科・婦人科の無い所も多く、2つ以上の市町村を跨いで通っている人達がかなりいます。病院自体が無い場合すらあります。

医療従事者も人間です。生活のことや最新の医療現場で働きたい等という欲求があるのは当然なので、都市部の医療機関で働きたいでしょう。中には自ら無医村等で働くことを希望する方もおられるようですが。
医師になるにはお金がかかります。
医師になるにも、なってからも常に勉強が必要です。
病院で医師が不足した場合、大学病院との繋がりが無いと派遣要請が難しいのも実情です。
今やっと国も医療現場の問題に取り組もうとしているようですが、あまりにも遅すぎたと思わざるを得ません。でも何もしないよりは進歩ですので、国政に関わる人達には利権を抜きにして(難しいでしょうが)真剣に取り組んで欲しいです。

以上、乱文にて失礼します。
by ruhiginoue | 2007-08-29 14:12 | 社会 | Comments(6)