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by ruhiginoue

宗教対立より環境保護運動で連帯を

 イタリアで、豚肉を不浄のものとするイスラム教の戒律を利用して嫌がらせしようという極右派議員の発言が批判されているらしい。
 カトリックが多数派という国情で、イスラム教徒が増加しはじめたことがきっかけのようだ。
 宗教の戒律は、異教徒にとっては不可思議だったり滑稽だったりする。だからカトリックだって「モンティーパイソン」から強烈にからかわれたことがある。貧乏の子だくさんの家で、お父さんが子供たちに「文句があったら教会に言え」と叫んだり、薬店で客が「俺はプロテスタントだから売ってくれ。イボイボがついたやつがいい」などと、すごい場面が連発だった。
 インドのヒンズー教徒はシバ神の乗り物である牛を大事にする。殺して食べるなんてもってのほかだ。
 日本でも、動物を食べるのはもっぱら魚と鳥で、四本足動物を殺して食べるのは野蛮だという信仰がありながら実際には食べているものだから、それがヒンズー教のカースト制度に影響された江戸時代の身分制度によって深刻な職業差別が起きたことは周知の通り。
 それで、神官の家系出身の大杜一族が創業した会社に食肉業界が接近し、ケガレなどと差別されていた業界を宗教的イメージで払拭しようとしたため、数ある同業者中からトップに躍り出たのが日本ハムだったといわれている。
 しかし、イスラム教の戒律はユダヤ教からの影響が多く、豚肉禁止もその一つで、キリスト教の宗派にも、食べるなら蹄の割れている動物にせよ、などと古文書の記述に従っているところがあり、それらをよくみると、つまるところ世界各地の宗教のさまざまな食に関する戒律は、殺すのは繁殖力の強い動物にしておけというエコロジカルな理由で、それが土地柄の生態系によって種が違ったと考えられている。
 だから宗教対立するより、乱開発で利益をあげ南北格差や雇用不安を作り出している多国籍企業を批判する運動で連帯するべきである。

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by ruhiginoue | 2007-09-15 01:25 | 国際