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by ruhiginoue

事件があった隣近所の反応

 例の光市事件について、マスコミや世間で言われていることとは異なる反応を示しているのが、事件があった隣近所だと最近知った。
 あの事件は同じ団地内で起きた。被害者と加害者は同じ団地の別の棟に住んでいて、面識は無かったが、歩いてすぐのまさに「目と鼻の先」という位置だった。
 近所の人たちに取材した地元の記者(この結果は小さくローカル報道しかされていないから、地元の人でも少ししか、他の地域の人はほとんど、知らないらしいが)によると、加害者の家庭はムチャクチャもいいところで、よそのうちのことではあるが、あまりにひどいので隣近所でなんとかしてやらないと子供つまりこの事件の加害者がかわいそうだし、「そのうち何かまずいことに発展するのではないか」という何となくの不安は持っていたら、とうとうこんなことになってしまい「大変に悔やまれる」というのが、その家庭を知る近所の人たちの正直な心情だった。
 加害者の父親は(これは報道され、その一部映像がYOUTUBEにも投稿されたが)息子がこんな事件をやらかしたのに、記者に向かって「なんで俺のところに取材にくるんだ。関係ないだろう」などと言い放ったうえ、周りに諭されてやっと拘置所に面会に行っても息子と二言三言どうでもいいような会話をしただけだった、というような親父だ。
 その親父は、家庭内暴力を妻子にふるい、耐えかねた妻はとうとう自殺してしまう。首を吊って、糞尿を垂れ流している母親を十一歳の息子は見てしまったのだから、強烈なトラウマだろう。
 そして親父はフィリピン人女性と再婚した。この義母に、息子は幼児のように甘え、高校生にもなって、じゃれついたり抱きついたりしていたから、周りで見ていても異様だった。いきなり後ろから抱きつくこともあったそうで、これを知らない女性がされたら驚いて当然だが、やっている当人は幼児の感覚で、ただ身体の機能と腕力は身長百七十五センチの十八歳男性である。
 この少年の母親は、父親からの暴力にさらされ続けた共通の被害者として息子を溺愛していた。夫を憎み、そんな男性の子供は生みたくなかったが、息子は唯一の理解者であるし、また、実際に生んだ息子のことは可愛い。それで、母親は息子に「将来はお前の子供が生みたい」と倒錯したことを言っていた。
 このようにして、どうやら異常な感覚を植え付けられてしまったらしい息子は、目の前に若い母親がいて、死んだ母親を思い出してしまい、義母によくやっているように抱きついてしまい、驚いた(当たり前だ)被害者が暴れて声をあげたために力任せに押さえつけて死なせてしまったと弁解するのだが、それなら、母親の感覚なのに犯すとは変ではないかと問いつめられると、自分と被害者とは来世で添い遂げる間柄だと思ったと大まじめに言って被害者の夫を激怒させることになる。
 ほかにも、自分がしでかしたことについて、なんとかしてもらいたいと思った相手が、最初の警察の取り調べ調書にも記載がはっきりあるとおり「ドラえもん」というわけであるなど、事件を起こしてから被疑者は変なことを大まじめに話しているが、もともとが変だったわけで、それは育った荒んだ家庭のなかで醸造された異常さがもとにあり、これを知っていたから、近所の人たちは、「こうなる前になんとかならなかったか」と悔やんでいるということだった。

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by ruhiginoue | 2007-09-18 23:03 | 司法 | Comments(0)