コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

救急患者搬送拒否問題

 妊婦が救急車で搬送されたが病院から受け入れを拒否される事件が、僻地とか地方だけでなく東京でも起き、都知事は国に改善を求めたそうだ。
 この背景には、まず医師が足りないことがあると言われてる。それは政策の失敗によるものだとの指摘もある。
 しかし、時間のかかる医師の養成を今さら初めても「泥縄」というやつであり、将来に備えることはいいが、今そこにある危機には対応できない。だから、医者が足りないのはもうわかったから、それは将来への対策をするとして、今考えなければならないのは、足りない中でどう工夫するかということだ。
 足りないものについて当面をしのぐためには、他から調達するのが基本だ。国内に足りない場合は外国から輸入することだ。労働力なら外国から出稼ぎを受け入れることがよくある。しかし、医師はどうか。
 いろいろな研究の分野では、金のある国がない国から優秀な人材を穫ってしまうという問題が起きているが、そういう将来への投資にかかわることではなく、即戦力となる医師が当面欲しいということなのだから、水準以上の医師が余っている国があることが前提となるのだが、それを具体的に考えてみると、「外人助っ人」は、とうてい現実的とは言えない。
 そうなると、あとは効率化しかない。その問題はまず搬送である。対応できない状態の病院に運んでも無意味どころか危険なだけだし、運んでみたら駄目だったなんてことになってもいけなのだから、119番通報があったと同時に、対応できる医療機関を検索したうえあらかじめ連絡を入れて、確実に受け入れられるところへ向けて救急車は出発し、移動している間に医療機関は患者の到着に備えるようにするシステムを充実させることしかない。
 もちろん、そうなるように努力はしているのだろうが、まだ工夫の余地はあるはずだ。もし無いのなら、あきらめなければならない場合を覚悟して自ら対策を考えておくように広報するべきた。
 
 Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u793E%u4F1A%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9
[PR]
Commented by yosutebito at 2007-09-29 13:23 x
「受け入れ拒否」という事態において何が起きているかというと、
救急車が現場に到着してから、《ずっとそこに止まったまま》と言うことなんです。
受け入れ先を電話で確認してから初めて救急車は病院に向けて出発するので、
「たらい回し」というマスコミの用語は誤解を生んでますね。
病院の玄関で拒否されているのではないのです。
Commented by ruhiginoue at 2007-09-29 13:35
 「たらい回し」は、昔、情報ネットワークシステムが不備だった時代によくあったことで、それに比べると今はあらかじめ検索したうえで連絡をまずするのが通常でしょう。
 しかし、119番通報があった時点で受け入れ先を探し、救急車が現場に到着するまでに選択し終えて、患者を収容したら直行するべきだから、現場で立ち往生して電話交渉というのも、ほんとうはあってはならないことです。
 
 
Commented by 通りすがり at 2007-09-29 16:24 x
だって現場に到着して状態を見るまでどんな患者かわからないから、受け入れる方もその可否を答えようがないし、前もって探すなんて無理ですよ。
Commented by ruhiginoue at 2007-09-29 18:49
 救急車に乗っている消防署の職員には患者を診ることはできません。下手すると医師法違反にもなります。だから現場に到着してからという話は成り立ちません。
 けが人が病人か妊婦かは、最初の通報でも判ります。
 まだ少ないけれど、救急救命や応急処置のために医師が同乗することはあります。これが一般化しているなら、救急車が現場に到着してから判断したほうが有効な場合もあるでしょう。
 
by ruhiginoue | 2007-09-29 06:13 | 社会 | Comments(4)