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by ruhiginoue

中国にもいる愛国者ぶったならずもの

 チベット独立問題にからんで暴動が起きたのは、もちろんオリンピックを控えた時期をねらって行動が起こされ、だから当局も神経質な対応となったのだろうが、そもそもこの根底にあるものは何か。
 もう何十年も前からチベット問題は国際的に騒ぎになってきたが、チベットへ行って垣間見た日本人の証言が、あまり大きくではないがすでに新聞や雑誌で報道もされている。
 中国の少数民族政策は、他の国々が見習うべきほど進歩的で良心的だから、本件のような問題が起きても国際的な批判が盛り上がらない。とても中国のことを言える立場ではない国ばかりなのだ。なのに、どうしてこんな問題が起きるのか。
 これを中国当局は、亡命したダライラマなど宗教指導者が煽動していると説明するが、実際に現地へ行った人たちは、他の原因があると言う。
 中国の政治と行政では、あくまで他の国に比べればだが、良い少数民族政策をとっていて、固有の民族文化を尊重し、保護するようにしている。
 ところがこれはお役所レベルのことで、現地ではそんな建前など無意味な状態である。中国人の圧倒的多数派の漢民族は、チベット人の文化を侮辱し、神聖な宗教儀式に嫌がらせや妨害を繰り返しているという。そうしてチベットを貶めながら中国に同化させようということらしい。
 これを見た日本人は、その漢民族の中国人たちの行いに顔をしかめたが、そいつらの目つきの悪さに、ちょうど大学時代に見かけた応援団の連中と同じ目つきだと思ったそうだ。
 つまり右翼的ということだが、傍若無人なことをするのが愛国心だと言わんばかりに振る舞い、そんなことは駄目だというのが建前だけれど実際は見逃されているというのが、どうやら中国にもあるらしいのだ。

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by ruhiginoue | 2008-03-15 15:59 | 国際