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by ruhiginoue

オリンピックは「平和の祭典」か「国威発揮の場」か

 ベルリン・オリンピックをナチ政権が成功させて以来、オリンピックは「平和の祭典」という建前だが実質は「国威発揮の場」となった。
 そして戦後は冷戦体制においてアメリカとソビエトが中心となって競い合うことに。
 だから当然、どこの国にとってもそうであるように、北京オリンピックは中国にとって国威発揮の場である。
 アメリカが「21世紀のライバルはソ連と日本に代わって中国になる」と言ってきたとおり、力を付け始めた中国がその国際的地位をアピールし、自国民のナショナリズム高揚させ、もちろん同時に巨大イベント特需による利益を得ようとしているわけだ。
 だから、中国であれ他の国であれ、本音では人権問題とオリンピックは無関係だと思っている。「平和の祭典」ならともかく「国威発揮」なのだから。それどころか「国威発揮」に熱心な国ほど人権蹂躙するものだ。
 ただ、そう言って中国が開き直るわけにはいかないし、中国を批判する側も、チベット問題は口実にすぎないと白状するわけにはいかない。人権なんてとうてい似つかわしくないからバレバレであってもだ。
 つまりこの問題は、大国の覇権争いの中で権謀術数に勝るのはどこかという話に尽きる。
 そして中国大使館に抗議に押し掛けようにも、市民団体は神経質になっている。穏健で合法的な行動でもパクられる恐れがあるからだ。オリンピックは日本企業にとっても莫大な利権なので、日本の警察が政治的偏向した対応をしそうなのだ。人権飛び入り参加の初心者だけは、ネットだけにしておいた方がいい。

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by ruhiginoue | 2008-04-08 12:51 | 国際