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by ruhiginoue

死刑廃止国と日本の違い

 法制度をどうするかについては、国によって事情が異なり、それにまずは合わせた対応が必要だ。
 例えば死刑制度を廃止した国々は、その国の社会の在り方やその目指す方向が、死刑なんて前時代の遅れた野蛮な制度と定義付けられる状態になっている。つまり、凶悪犯罪が起きないように福祉や教育などの充実した文化度の高い社会を目指して努力し、起きてしまってからとやかく言わなくてもいいように心がけておき、それでも残念ながら起きてしまったら、加害者への復讐や応報などの虚しいやり方ではなく、被害者への経済的および精神的な補償をするなど合理的な対処をする社会を目指そうというものだ。
 ところが日本はそういう社会ではない。そこまで進歩的で洗練された考えができるほどの国民的合意はできていない。いずれはそうなりたいとしても、先の目標よりもとりあえずの対策が必要だ。
 何の対策かと言えば、もちん司法制度の後進性に対してのだ。
 日本は国際的に悪名高い冤罪大国で、国連などでもやり玉に挙るというよりあきれ果てられているという表現が適切という状態である。また、手前の事を棚に上げて他所の国にとやかく言うのが大好きなアメリカからも、日本は北朝鮮と一緒に批判されている。日本では警察に逮捕されて弁護士も呼べないと驚愕気味に指摘されているのだが、これを問題だと思っていない日本人も少なくないというさらなる問題もある。
 これがいわれのない誹謗なら抗議すべきことだが、日本国内から見ても納得しないわけにはいかないのが現実だ。否認事件で死刑とか無期懲役など重刑となった場合の判決文は、トンデモな内容であることが実に多い。これは判断についての考えの違いなんていうレベルではなく、証拠も調べず書面も読まずに決めつけているのが読んで明らかである。まさかそんなことないだろうと言う人は、結果だけ報道で知ることはあっても判決文を読んだことが皆無の人であるとほぼ断定できる。読んでもチンプンカンプンな人はいるだろうが、だいたいは読みもしない人だ。
 そんななか死刑廃止を目指す超党派の議員たちが、仮釈放がない重無期刑とともに、一審の死刑判決は裁判員をふくめた全員一致とする法案をまとめた。
 これなら、死刑制度に対して存続と廃止のどちらに立っても賛同が得られそうだとの戦術とともに、程度の低すぎる司法に歯止めをかけるのが先決という日本の事情がある。

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Commented by ケーキイーター at 2008-04-22 15:17 x
 法律のことはよく解りませんが、もし、死刑執行後に「実はハヤシ・マスミは無実だった」なんて判明したら…なんてこともあるかもしれないし…。池田小での殺人の時は「もうこいつ、死刑で当たり前だ!」と思ったんですが。ええと、やはり裁判員制度は勘弁してほしい。
Commented by ruhiginoue at 2008-04-24 08:51
 林さんの死刑判決には満足に証拠がないため批判が多く、実は事件直後は別の人が疑われていました。今それを調べているらしいです。
 池田小事件の犯人は元自衛官で、人生に絶望して死刑になりたくての犯行でしたが、今度は十九歳の脱走自衛官が死刑願望で犯行に及びました。
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by ruhiginoue | 2008-04-18 03:46 | 政治 | Comments(2)