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by ruhiginoue

死因究明制度

 勤務医であり作家の海堂尊(かいどう・たける)氏が、死因究明制度について意見を述べているが、とくに、役所は手前がいいかげんなのに他所をとやかく言えるはずがないという指摘はもっとも。
 死因について、アメリカでは解剖などによる究明を商売にしている専門医たちがいるが、そこに依頼すると、警察や病院で言われた死因と違うことが大半だそうだ。
 この問題について語りだすときりがないのだが、とにかく、日本では司法解剖が少ないうえに、してもデタラメということが多すぎる。
 昔のテレビドラマだが、主人公の女性が夫に急死され悲しんでいたところ、葬式の最中に匿名で内部告発の電話がかかってきて、司法解剖すべきだと言われる話があった。言われてみればたしかに変だから、彼女は警察に電話して問い合わせた。すぐに最寄りの交番から制服警官が来て、家族の希望と同意があれば調べるというのだけど、これには夫の親兄弟が猛反対。姑は「息子を切り刻むなんてとんでもない。なんて嫁だ」とヒステリックに叫び、罵倒する。押し切られて出棺され火葬されてしまう。
 これはもちろんドラマで単純化して描かれたものだ。しかし、過日の相撲部屋のリンチ殺人のとき、早く火葬にしろと親方側は遺族に迫ったそうだが、このような隠蔽のためというのとは違い、故人の尊厳のためなのが理解できない古い感覚の身内が、死んでいても切ったらかわいそうだと真面目に反対してしまうことはまだ多いのは現実だ。
 そのうえ専門家が調べても、真実に迫れないことがある。特に、圧力があったり、もともと御用だった人にまかせると、ひどいことになる。
 「ジョーズ」という映画で、監察医が意見を曲げさせられる場面があった。
 「サメに襲われた。死体の損傷は噛まれたものだ」
 「では海水浴場を遊泳禁止にしよう」
 「まて、ほんとうにサメなのか」
 「いや、スクリューに巻き込まれたのでしょう」
 「さっきはサメと言ったじゃないか」
 「いや、その・・」
 「スクリューなんだな!サメじゃないんだろ!」
 「はあ、そうです」
 「では遊泳禁止にすることない」
 「それゃ危ない」
 「うるさい。これから海水浴シーズンの書き入れ時だ。この町は観光客が落とす金で成り立っているんだ」
 これも戯画化してあるが、似たような調子だという告発は、冤罪とか隠蔽とか問題になるたびにあった。

 
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Commented by マイノリティ at 2008-05-28 16:53 x
自分が死んだらどうだろう?
なぜ死んだかなんてどうでもいい。もう戻れないのだから(笑)
ということになるのか、だったら切り刻みはやめて欲しい。・・・が
毒殺?だれに?妻があやしい?愛人がいるらしい?ちょっと悔しいがもういいや。
もう戻れないのだから(笑)でも、おれの息子も消されるかも?血縁だし・・調べないと立件できない?もうどうにでもしろ!もう死んでるんだからもう戻れないし・・(笑
Commented by ruhiginoue at 2008-05-29 15:30
 化けて出られればいいけど、それはないから。
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by ruhiginoue | 2008-05-24 00:06 | 社会 | Comments(2)