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by ruhiginoue

「どですかでん」

 秋葉原殺傷事件の犯人は、なんでもいいから構って欲しかったと言ってネット上に書き込みを続けたうえ凶行に及んだという。
 黒澤明監督の映画「どてすかでん」(70年、原作は山本周五郎の小説)に、養父から虐待を受け続ける知的障害のある少女が出て来て、彼女は唯一親切にしてくれる青年を刃物で負傷させてしまう。さいわい軽傷ですみ、ひとのいい青年は「どうしてあんなことをしたのか」と尋ね、少女は「私のことを、あなたに覚えていてほしかった」「自分がほんとうに居るのか、わからなくて不安だった」という意味のことを言う。
 つまり昔からこういう心理が描かれていて、読者や観客は理解していた。人の心はけっこう普遍的であり、そこへコンピューターとか輸入品の刃物など新しい道具が加わったにすぎない。
 恋文に俳句や短歌を書き添えて送ろうと、電話でコクろうと、Eメールとか写メールを送信しようと、人の気持ちは同じ。
 それと同じように、悪意や殺意なども同じ。だから道具を問題にして規制しようという人たちがいるけれど、的外れである。


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Commented by Re:Q at 2008-06-22 19:46 x
同感です。さらに云えば、この事件の原因に格差社会の構造を引き合いに出す向きがありますが、これも全く的外れでしょう。事件の背景にそういう現実があるのは認めますが、これを原因とするのは間違いのモト。オタク批評で有名な東某氏がこの事件をして格差社会に対するテロ行為と評していましたが、ヤキがまわったモノです。

Commented by ruhiginoue at 2008-06-22 20:24
 因果関係があるのと相関関係があるのとは違いますよね。
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by ruhiginoue | 2008-06-21 09:26 | 社会 | Comments(2)