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by ruhiginoue

教科書や学校で教えて解決する問題ではない

 香港について、英国のサッチャー首相は、中国ではなく英国が持っていたほうがいかに有益であるかと力強く説き伏せたつもりだったが、鄧小平から「そんなことは関係ない。単に期限が到来したから回収するだけだ」とピシャリと言われてしまい言い返せなかった。
 自ら「鉄血宰相」「鉄の女」と名乗り徹底した強硬路線を貫き、フォークランド(マナビス)島の領有権をめぐっては軍事政権のアルゼンチン相手に派手な戦争までしたサッチャー首相が、その回顧録の中で「自分の政治家人生の中で唯一の完全敗北」と認めたのが、この香港を巡っての外交における東洋人の中でも特に小柄な翁との対決であった。
 さて、日本は竹島の領有権について中学の学習指導要領解説書に初めて記載するという。対立する韓国に配慮して和らげた表現にしたが、それでも反発は起きている。
 しょせん、この種の問題は様々な駆け引きによって勝つか負けるかによって決まる。なんと喚こうと、それが現実である。
 はたして日本政府は、物議となることをわかっていながらあえて踏み出すだけの裏付けを持っているのだろうか。自分は正しいと言うだけでなく、それを押し進める政治戦略を持っているのだろうか。
 それが無いのなら、自分たちは出来ないので学校で教えておけば後の世代の者がなんとかしてくれるという甘い期待による責任放棄としか言いようが無い。今から具体的な努力を積み重ねたうえで後世に引き継いでもらうのでないと、何もないまま丸投げされたほうは迷惑なだけだ。
 
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by ruhiginoue | 2008-07-15 09:48 | 国際