コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

小松崎茂邸火災で消失した原画

 画家で、火災のため作品が焼けたといえば向井潤吉と小松崎茂。
 小松崎茂の作品は、印刷されて発表されることが多かったが、昔の印刷技術では細かい描写や色彩が充分再現できなかったので、改めて画集を出したらほうがいいという話があった。ところが火災でほとんどが消失してしまった。
 残ったものを原画展で直接見たところ、その緻密さに驚かされた。
 今新作が公開中の宮崎駿監督は、あの有名なハムレットの水に沈むオフィーリアの絵を直接見る機会があって、そうしたら、それまで写真や印刷やテレビで知っていたけれど、直接見たらビックリしたと言っていた。
 このように、原画を直接見たり、後の時代に進んだ技術で印刷することでまた価値が出ることがある。作家の意図と努力が鑑賞者によりよく伝わることがある。
 あの自他ともに認めるヘタクソの小林よしのりでさえ、見よう見まねで描いていたため耐水性インクを知らずに初めてカラーで漫画を描いたときの涙ぐましい苦労について語っているから、描いた人にとって思い出でもある。
 マンガ『金色のガッシュ!!』のカラー原稿紛失事件で、原稿を管理する立場にあった出版社の小学館に対して作者の雷句誠氏が慰謝料などの損害賠償を求めた裁判の第一回口頭弁論があり、小学館側が非を認めて和解の方向らしいが、同じ思いの漫画家も応援に駆けつけたそうである。
 出版社は、作家の労苦と思い入れについて、もっと配慮するようになってほしい。


Excite �G�L�T�C�g : �Љ�j���[�X
[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2008-08-01 13:44 | 司法 | Comments(0)